※第9話
(自分で下げといて怯むなよ...)
スラックスを下ろして下着越しにタカのモノを見たリーダーは固まっていた。
先程よりは落ち着いたものの、反応して大きくなったソレは、言っちゃ悪いがリーダーのモノより遥かにデカい。
「兎本、こっち」
股間前でフリーズするリーダーを不憫に思ったタカは、上体を起こさせ唇にキスするよう言った。
リーダーはそれに素直に応じて、タカの肩に手を置き唇を重ねた。タガが外れたのか、このキスは前回のものに比べていやらしさが増していた。
膝立ちするリーダーの足や腰を弄っていると、体をヒクつかせて吐息を漏らす。
まさかと思いソコに触れれば、射精前と同等とはいかないまでもしっかり反応していた。
「全部はくわえられないかもしれないけど...」
キスの勢いのまま再びタカの股ぐらに戻り、始めにそう宣言したリーダーの顔は至って真剣だった。
(撮り直しが利かないテレビ撮影の前でもそんな顔してなかっただろ...)
リーダーの本気度は理解したが、タカは首を横に振った。
「いや、いいよ」
(と言うかしてもらう必要ないしな)
キスをして少し自分で触れば、わざわざフェラしてもらう必要もないほど臨戦状態に戻る自分のイチモツに苦笑いする。
「だめ。 タカも、気持ちよくなって...?」
そう言うと下着を下ろして先端にハムッとかぶりつき、レロレロと舌を這わせ始めた。
タカは今まで見たことがないほど"小動物"をしているリーダーに、心を鷲掴みされていた。
大きくもないリーダーの口がタカのソレを収めるには限界があるというのに、なんとかしてその全てを咥え込もうとする。タカは涙目でえずくリーダーの姿に堪らなく愛おしさを感じた。
リーダーの奉仕する姿にばかり目がいっていたタカだったが、ふと視線を上げた先を見て、思わず口角を上げた。
先程から不安定な体勢でフェラしてるいとは思っていたが、リーダーは片方の手で自分の後孔をいじっていたのだった。
しかし、さすがに入らないだろうとタカは思っていたし、リーダーに無理を強いるつもりもなかった。
記憶を上塗りして欲しいと願うリーダーは、必ず"挿れろ"と言うだろう。しかし少し指で広げた程度の拡張で自分のモノが入るとは思えないタカは、うまく断る、もしくは意識を逸らす方法は...と考えを巡らせていた。
そんなタカの思考を知る由もないリーダーは、体勢を変えるためおもむろに動き出した。
そして仰向けに寝転がり、後ろ手で孔をいじりながら「いーよ...。 いれて...?」と言われた日には、さっきまで考えていたことが全て吹っ飛んでいた。
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