「エリア・パーフェクト・リサシテイション」、、、
エリア内の大勢の死者を蘇生させるとは凄い。

馬に跨っていた子どもと女性の治療をした
エマ嬢の働きは見事だなぁ。
こういう所を見ると、他に多少の欠点はあっても、家臣やまわりの人々から慕われる
でしょうねぇ。

『本来ならもっと攻撃力が高いはずの奴でさえ、おぼっちゃまのファイアウォールの破壊力を上回らないように、魔力を絞っている。
　お坊ちゃまを超える魔術を放ってしまったら、後々禍があるのだろう。

　才能がないだけでなく、努力もしない上司を超える事が許されない。
　こんな状態で強い魔術師団を編成できるはずがない。
　百人いようが千人いようが、虫けらと一緒だ！』


戦闘の時ですらお坊っちゃま以上の魔法が
撃てない魔法使いの師団って、、、
ちょっと、絶句して声が出ない、、、
嫉妬深くて無能な指揮官が居るだけで
ここまで弱い集団になるのね、、、

ここを見ただけで、こんな国は亡びても
いいな。と思ってしまう。

正義とは何か
とても深く考えさせられるお話しでした。
絵に描いた物語の正義では人は救えないですし死にもしないのでしょう。
現実で人の命のやりとりをするために本当に守りたい物を守るために
ここが大きなターニングポイントだと感じました。

「形だけ謝ってすむような軽い問題ではありません！
　心から反省し、これからの言動を改めなければ、お嬢様のために命懸けで働いてくれている人々が、生まれてきた事を後悔するほどの残虐な殺され方をするのですよ！
　自分独りが奇麗に名誉ある生き方をするために、一万人もの人々を。
　それも、お嬢様のために命を懸けてくださっている方々を、汚辱に満ちた死に方をさせると申されるのですか？！」

↑同感ですな。
愚劣な王子の指をもいだぐらいで
「弱い者虐め」って、、、

そんな発言を聞いた末端の家臣は何と思うのやら。
ここは戦場で、現在は撤退戦の最中で、
大勢の人間の命を背負っているって事を
忘れちゃいけないよな。

愚劣な王と王子しかいない国は滅びるしか
ないのかもな。
貴族も酷いし。

でも、民が可哀想だよなぁ。

馬は賢いからなぁ。
乗り手が誇り高い自分（馬）にふさわしく
ないと思っていたら、喜んで振り落として
蹄で踏みそうだ。

手段を選ばず、教団を徹底的に潰そうと
するとはさすがです英雄騎士殿。

お母様も家臣も魔法使いも忽然と姿を消した、、、

生きていてほしい。

あんな公爵と結婚なんてしなければ
こんな事には、、、

誤字報告です。

『「それこそがとても珍しく宝石よりも貴重なのです。
　家臣達が誇り高い行動を取り続けられるのは、主であるエマ嬢と夫人の心が気高【い】く、言動が王侯貴族の理想像だからです。
　そんな主君に恥ずかしくない家臣であろうと己を律するからです」

「そこまで褒めていただくと恥ずかしくなってしまいます」

　英雄騎士様が物凄く褒めてくださいますが、調子に乗らないようにしなければいけません。

　何より、油断してはいけません。
　ここは【適地】→敵地だと思って行動しなければいけません！

ここまで凛としたお姿を貫く信念に見惚れております。
緊張感の漲る空気の描写が素晴らしいですね。

子どもに恵まれず、失い続け、やっと育った
王子を溺愛する老王か、、、
どこぞの豊臣秀吉のようだな、、、

王家滅亡ルート決定。