第13話


「コスプレイヤーのえいなちゃん!まだ小学生なんですけどね!」


そう言ってえいなちゃんって子の近くに行き月島さんは撮影しに言った。

月島さんってロリコンだったのか!

あまり興味がないので近くの木の下でしゃがんで待つことした。


「あのー!ここ使ってもいいですか?」


後ろから声をかけられた。


「あっすみません!どうぞ」


あたしは慌てて立ち上がり振り向くと


「ありがとうございます!」


凄く眩しい笑顔でお礼を言われた。

そのときに何かがあたしの胸に刺さった。


「か、可愛い」


さっきのえいなちゃんって子よりは少し背が高く美人よりの可愛いだった。


「あっねむって言います!よかったらSNSフォローしてくださいね」


あたしは名刺を貰った。

帰り道月島さんの車に乗りお礼を言った。


「あたしも月島さんのお陰でギャンブルよりも夢中になれるもの見つけらたかもです。あたしねむちゃんを推します!」


きっと誰しも何かに依存症する。

それは良いことだ。

でも人生をダメにするくらい依存するのは良くない。

自分ではどうしようも出来ないときだってある。



「えいなちゃんよりねむちゃんの方が可愛いのであたしと一緒にねむちゃん推しましょう」


でも一度冷静になり視野を広げてみよう。

楽しいのはギャンブルだけじゃないはずだ。


「嫌々、えいなちゃん1択ですよ」 


すぐに見つけるのは難しいかも知れないけど。

きっとどこかにきっかけがあるはずだ。

それを見つけるのは自分自身しかいない。


「そう言えばどうして今日月島さん変な格好してイベント行ったんですか?」


諭吉を愛してるなら諭吉を大切にしよう。

諭吉をそんな簡単に手放してはならない。

なぜならお金を稼ぐのは難しいから。


「普段と違う自分になれるからかな?この格好でえいなちゃんは俺のこと覚えてくれたし」


諭吉に愛されたいのに


「なんか面白いですねwってか名前ひなたさんって言うんですね!えいなちゃんが呼んでるの聞いちゃいました」


諭吉のこと愛していないのは


「もうその話はいいよーwまぁ...涼宮さん!お金貯めてまたイベント行きましょうね」



あたしの方だったんだね


「仕方ないですね!また一緒にイベント行くために諭吉貯めるかw」






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愛されたいのに愛していないのはあたしの方? ※これはギャンブルのお話しです 涼風凌一良 @s4882027

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