主観的な俯瞰

@tosshan-yuko

第1話 心

心とは何でしょうか。


私にとっての心とは。


とても神妙な面持ちで、思考を巡らせていた私は、心について考えてみる事にしました。


心とは私を掻き乱し、狂わせ、幸福を与え、、、。


あらゆる私の行動や感情は、心によって左右されている様に思いました。


目に見えない制御不可能な心という存在。


あるいは、一般論で言えば、心は制御出来るし、それが出来るのが大人、とも。


しかし私にとっての心は、外的要因も含んだそれで、私1人で完結する物ではないのかもと。


心について、考える事により気づきました。


心とは誰かと織りなしていく糸の様な物なのかもしれないと。


だとすれば私は先天的にその糸を編むのが苦手、いや、心を患ってしまった事により、後天的に上手く編めない状態に陥っているのではないだろうか。


私は依存症を多く抱えて生きています。薬物、アルコール、ギャンブル、ショッピング、、、etc。


家族という一番身近で親密なコミュニティの中でさえ、その依存症を抱えた人間を理解する事は難しいです。


依存症の当事者でなければ、その実情を理解するのは容易ではありません。


実情を理解したとて、抗う事を許してくれません。


あまりにも身勝手な私の行動は、家族と共に築いた心を乱し、困惑させてしまいます。


悲しい心はみんなの表情を曇らせ、安らぎを奪い、疑心暗鬼を募らせてしまう。


つまり心は自分一人のものではないのでしょう。


ならば身勝手に壊してはならないのではないか。


自分の自己中心的な生き方が、みんなの心も傷つけてしまう。


心を優しく扱えば、きっと人生は良くなるのだろうと、私は思ったのでした。


こころ。

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