「ルームランナー」と「サウナ」におそわれた!

前回の反省を活かし、私はルームランナーを湯船の中に設置した。

ルームランナーを稼働させると風呂の湯が全部抜けるので問題ない。

サウナも併設されてあるし、問題ない。


今度こそ、ルームランナーを起動する。

すると、あろうことかサウナが走り出した!

サウナは出ていってしまった。

ルームランナーはぼくに体当りしてくる。

さらに、しっぽで私の顔面を殴りつけてくる。

カオスだ、カオスすぎる。

ぼくなんて生まれてこなきゃよかったんだ!


サウナはファミレスでおからパウンドケーキをつくっていた。

そして空を飛び、雪を降らせていた。

やめろ、やめろおおおおおっっ!!!

もうオレから離れないでくれ!オレを忘れないでよ!オレを見捨てないでくれよ!オレのそばにずっといてよ!オレのことをもっと大切にしてよ!オレを、オレをもっと愛してよ!!

メンヘラみたいなことを叫んでしまった。


これが効いたのかはしらない。サウナはぼくをやさしく包み込んでくれた。

あっ、あっつーいな、もーう♡

いつのまにかサウナに焼かれてぼくはイカの串焼きとして売られていた。

売り場に立っていたのは、あいつだった。

―ぼくの、ルームランナー。

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