第465話 走る鳥

優雅に空を飛ぶ鳥ばかりでなく、田舎では駆け回る鳥もたくさん見る。


大きなサギは道の真ん中でゆっくりと道路上の何かをついばんでいるし、セキレイも道路上でおしゃべりして道を譲ってはくれない。

渋々、走って逃げる。


たまにコウノトリもいるらしい。

大きなサギかな?と思っていたのは、もしかしたらコウノトリだったのかも。


カラスは早朝に車に轢かれた動物にくちばしを突っ込んでいる。

ゲームで死骸に集まってついばんでいるカラスの群れが出てきたりするが、本当にあんな感じ。

かなり車で近づいていても飛び立たない。

轢かないと思っているからだと思う。

本当にぎりぎりの所で仕方なさそうに飛んで逃げる。


とんびはほとんど地面に降りているのを見ない。

負傷して飛べない状態になっている個体は見たことがある。

それ以外は電線の上や電柱のてっぺんにいて、あたりを警戒している。


キジはいつも走り回っている。

勝手にこちらに走ってきて、私の存在に驚いて切り返して逃げていくが、こっちの方が驚いている。大きくてインパクト大。

鳴き声も大きいからね。


歩いて出かける時も、バイクや車で出かける時も、うちの近くではゆっくり。

走る鳥が出没するから。

シカもクマも山から下りてくるようなので、そっちの用心もしている。

変なフンが落ちていないか、よーく道を見ている。

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