第466話 ベーグルサンド

スモークサーモンを買ったので、ベーグルサンドが食べたいという夫。

サラダにしようと準備していたが、急遽クリームチーズを買ってくる。

ベーグルはホームベーカリーで生地を作り、成形して茹で、オーブンに入れて焼いた。


半分にカットして、チーズを塗った上にスライスオニオンとスモークサーモンを山盛り乗せる。塩コショウしてオリーブオイルとレモン汁をふりかける。


1つ残ったものを冷蔵庫に入れて置いて、それは後でさらにクリームチーズを追加しておいた。


そうすると、最初に作ったものよりも格段に美味しかった。


「この美味しさの差は、クリームチーズの量ですか」

「そうですね」


断面がリッチで美しいベーグルサンドが多いが、あのクリームチーズの多さは理由があったんだなと。


我が家はこんな感じでサンドイッチなどに使ったり、チーズケーキを焼くのにクリームチーズを買うことが多い家だと思う。


田舎ではいつでもどこでもクリームチーズが売られているわけではないから、あのお店にあったなと覚えておかなくてはならない。

さらに置いてある棚があっても欠品というのも珍しくない。


なので、棚でクリームチーズが1つだけという状況に遭遇すると、買ってしまう。

チーズケーキも売っているケーキ屋さんが市内になかったりするから、どうしても確保しておきたいのだ。

作るのは比較的簡単であっても、材料が入手できない。

そんなこと田舎では日常茶飯事なのである。

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