第275話 エンジン

車やバイクのエンジン音もするけれど、トラクターなどの農業機械の音や船の音も聞こえてくる。

別におかしな時間に動いていなければ、不快でもなんでもなく「お仕事ご苦労様です」と思うだけだ。


田舎にも暴走族(そんなに数が揃っていないから人と言ったらいい?)はいるが、一番私が気になるのは、いい歳した改造車である。

同じ集落に住んでいて、もう結婚して別の土地に住んでいるようなのだが、相変わらず趣味なのか改造車に乗っているようだ。

毎回その人が実家に帰ってくるとわかる。

うるさいのは言うまでもない。


単純にその車が行ったりきたりするだけでも相当な騒音をまき散らしているのだが、帰ってくるたびに1時間ほど道路脇に停車してエンジンをかけたままにしているのだ。

自分の実家の前でやったら親に怒られると思っているのか(まあ怒られるだろうが)、少し離れた道路に停車するのが、こ狡いというか。

寒い日にエンジンをあたためるとかいうのではないのだ。

さっさと自分の拠点に帰れ、うるさいぞと毎回思う。


バイクも違法マフラーの取り締まりを強化しているようだが、こういう改造車の違法マフラーもしっかり取り締まってほしいものだ。

5分10分ならいろいろなエンジン音を聞いて親しんでいるので平気だが、1時間はねえ。

それ以前に明らかな改造車で違法マフラーだったら、彼の拠点近くの住人が通報してくれたらすぐ捕まるのになあと思うのだ。

迷惑をまき散らさぬよう、お願いだから通報してほしい。


農業機械が一日仕事をしていようが聞いていて不快にならないが、改造車違法マフラー音は無理だ。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る