第271話 はしか

渡航歴のある人がはしかに罹っていることが国内で確認されて、その人の行動先で感染した人がぽつぽつ出ているようだ。

感染力が高いウイルスだから心配だ。


私たち世代だと、子どもの頃に罹っている人がまだ多く、罹った人のところに会いにいって、わざとうつされてくるみたいなことが多くあった。

明らかに何かしらの病気に罹っているとわかる状態でも登校させてくる親もいて、一気に感染が広がるなんてことも。


はしかはまだ小さい頃に罹ったが、風疹は発疹がある状態で登校してきた子からうつったと記憶している。


水疱瘡は、二人目の子がお腹の中にいる時で、多分近所の小学生から。

こちらからは接触していないから、ちょっと嫌な気持ちにはなった。

特に時期的には問題ないとは産科では言われたものの、痒くて痒くて大変だったなあ。


なにか自分の体がおかしいぞと思った時に、自分の用事を優先して他の人の安全をおかす人ってどうなんだろう。

病院へかかって帰ってくるというのはわかるが、それもなるべく他の人と接触しないように気を付けるべきで、旅行とか出張とかに出かけるのはいただけない。


移動している間に何も知らない妊婦さんに感染する機会を作るということを考えないのだろう。


私はかなり小さい頃にはしかにかかったそうなのだが、小さい頃の記憶がかなりはっきりしているのに、それだけは覚えていない。

なぜかというと、かなり高熱を出して死にかけたから。


怖い病気なんだ。小学生の時には既にそう思っていた。

そして、その発疹があるのに登校してくる子やその親を化け物みたいに感じていた。


新型コロナでも感染者が療養施設を抜け出して勝手なことをしていたというニュースがいくつかあったが、昔からそういう人はいたってことだ。


田舎でも重大なウイルスの感染が疑われる観光客がきていたことがあって、大騒ぎになった。

新型インフルエンザが日本でも出てきてからは、インフルエンザに罹った人たちが従来のものなのか新型なのかと小さい世界でも情報が飛び交っていて、どこどこのなになにちゃんが新型だった!気を付けて!とかプライバシーもない話が出ていたなあ。


今回のはしかの人の行動履歴をニュースで発表しているから、GWに移動した人はその人と接触していないかチェックしてほしい。

無意識に自分が拡大行動につながらないように。




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