第227話 GW

このGWに離れて住んでいる子どもたちが帰省してくるそうなので、準備をしておかねば。

食料を大量に購入するミッションがある。頑張れ自分。


GWは観光客と帰省客で田舎の道路は常に渋滞となって、買い物に出るのが大変になるのだ。

ついでにいうと、観光客や帰省客向けにスーパーではBBQセットや焼き肉セットがメインで並ぶようになって、通常メニューで過ごしたい人間からすると厄介。

特設コーナーだけそんな感じであれば問題なく通常メニューを作れる材料が入手できるが、いかんせん田舎の小さめのスーパーだと通常メニューを作る為の材料を一旦ひっこめていたりするから困る。

そんな大量の肉のパック、食べきれない。


子どもたちからすると、帰省して食べたいのは母親の作るごく普通のメニューなので。


BBQセットも焼き肉セットもそれほどお得な感じでもないのと、家の中で肉を焼くとニオイが気になってしまうから、あまり手を出したくないのだ。

調子に乗って昔ホットプレートで焼肉をやったら、煙とニオイが室内にこもってしまって、夜間窓を開けて寝たこともあった。翌日、床と壁をよく拭き上げてなんとかしたのだが、大変過ぎたからもうそういうことをしたくない。

肉を焼くのはキッチンでのみ。窓全開で換気扇も回しておく。

それでもタレをつけて焼く時は、数日なんとなくニオイは残っているから恐ろしい。

床や目につくあたりに新聞紙を敷いて、肉を焼いたら捨てると被害が最小限になる。


コロナで移動自粛となって静かなGWが恋しい。

買い物も行きやすかったし、変に浮かれた街から帰省してきた子世代があちこちでBBQやって夜中までうるさくするなんてこともなくて。


子どもが帰ってくるのは楽しみだが、周りも急に賑やかになるのが面倒かな。



  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る