第228話 お店のHP
いつの間にか行ってみたいこじゃれたお店はHPを持たなくなって、インスタグラムやFacebookで発信するようになっていた。
開店している時間帯と曜日、価格帯をパッと知ることができるHPが一番都合がいいのだが、インスタがメインだと一瞬で分からないことが多い。
下手すると載せていない。オシャレな画像はたくさんなのに、肝心な情報がなくて。
私が住んでいる田舎は観光地なので、そんなこじゃれたお店は土日は開けているのだろう。私が行きたいのは、そんな混むだろう土日ではなく平日なので困る。
行ってみたら休みということもあるのだ。
いつ開店しているのか、だいたいどんな価格帯なのか、一人でふらっと入れるお店なのか、駐車場はあるのか、そのあたり食べログは問題も多いがわかりやすいので、つい参考にしてしまう。星の数はあてにしてないけれど。
HPを作ったり更新したりするのにお金や手間をかけるのを省きたいのか、最近のお店程作らない傾向にあるようだが、作った方が幅広いお客さんが来ることが期待されるのにねえ。
バイクでふらっと出る際に、どんな感じなのかな?と前を通ったりしてみるが、情報はそれくらいでは得られない。
わかりづらい所なんかは、開店しているのかどうかもパッとわからなかったりもする。
今日の日替わりとかシェフのオススメあたりを外の看板で見せておいてくれるとありがたいのだが。それほど値段の張るお店でないのなら。
稀にいくカフェだと、駐車場に入れるあたりでわかるようになっていて嬉しい。
今日のオススメコーヒーは何でいくらなのかわかる。
オシャレに徹するなら、こういうのは要らないのかもしれないけれど、中へ入って「失敗した!」と思うことを減らしたい人間からすると嫌だなあ。
席に座ってメニューを見たら、やたら高くて渋々注文したものの大したものが出てこなかったというのはねえ。
インスタだと綺麗で美味しそうに見えたし、信者みたいなフォロワーがやたらといいコメントしてたけど騙されたなあということは最近ぽちぽちある。
見栄えはいいんだけどね、お値段もまあまあなんだけどね、肝心のお味が言うほどじゃなかったねとがっかりして家族で帰ってくることもあったよ。
ランチでダメだと思ったらディナーは行かないという方針。
今、我が家で一番お気に入りのお店は、オーナーシェフがSNSを辞めてしまったというところ。
我が家からはちょっと距離はあるが、お手頃価格ですべて美味しいので好きだ。
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