第166話 どうしましょ
お祝いの品を送ることが決まっているのだが、それに何を添えようか考え中である。
ギフトカードにメッセージカードを付けて、何かこちらのお菓子でも一緒に送った方が喜んでもらえるだろうか。
かなり前に、こちらの名物にあたるものはごっそり送ってしまっていて、それに匹敵するような名物となると、自宅から20キロの壁をこえてしまう。
まあ、片道50キロまでなら今なら行けるかな。
街に住んでいる人なら、デパートに駆け込めばだいたいの希望のものは手に入ると思うが、田舎だと街のデパートに並んでいないが並ぶくらいの品物をとなると、なかなか思い浮かばない。
帰省してきた子どもたちが自分たちのベースキャンプに戻る際に、友達に持っていくお土産もこちらで見つけるのに苦労する。
それで経由地で購入することになる。経由地の方が明らかに街で観光地であるから、喜ばれる可能性はそちらの方が高いんじゃないかな。
さてはて輸送に耐える、日持ちのするお菓子を見つけねば。
田舎なのにやたらとインスタ映えするお菓子が出てきているが、地元の人は買って食べないから評判はわからない。そもそもそのお菓子に地元に紐づいたストーリーもないし。
食べずに購入して送ったら美味しくなかったということもあるかも。うーむ。
以前にPTAの会合だったかで、見たことも食べたこともないお菓子が出た。
「これは何ですか?」と聞いたら、友達が「これは昔からこっちにあるお菓子でみんな食べたことあるものよ。」と教えてくれた。美味しかった。
素朴で美味しかったから、家に帰ってから夫にそのお菓子の名前を言うと
「僕は食べたことあるよ。美味しいよね。」と知っていた。
どうも職場で何度か食べているらしい。
1個単位で買えて、自宅用に買って帰ることができるお菓子だ。
それにしようかな。
そこのお店の駐車場に車を停めるのがやや不安ではあるけれど。
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