第143話 何を着たらいいのかわからない
ずっと家の中にいてゴミを出しにいくくらいだと、部屋着にコートをひっかければいいだけだが、買い物に行くとなると何を着たらいいのか悩む。
というのも、コートも完全に寒さを遮断するような分厚いものを着るのか、それともオシャレな薄手のものにすればいいのか、駐車場で車から出た瞬間に後悔することが多くて困る。
あ、今日は薄手でよかったのだ!という暖かい日に完全防備のコートを着ていたり、寒い日に薄い恰好で屋内に入るまでに震えるくらいになったり。
普段、すっと履くのがクロックスであることもまずいようで、何の気なく買い物に出たら足元がクロックスなのはよくあることだ。
雨の日や寒い日なんかはさすがにカッコ悪い。寒い。
家の中が寒いというのは、田舎の古い家ではよくあることで、どてらみたいなものを着ているようだ。今はさすがにもうちょっとカワイイ上着を着ている人が多いかもしれないが、冬になると売っているのを見る。おばあちゃんたちが品定めをしている。
家の中でダウン着るのもどうなのかと思うから、私も一時期欲しかったのだが、あんまりにも和テイスト過ぎて諦め、着る毛布なるものをひっかけている。
あたたかいけれど、来客が来ると脱がないとならないから、脱がないで済むものを探している最中。
毎日外へ出て、他の人と接触のある人であれば、季節に合わせた格好をするのも難しく感じないだろう。
いってみれば引きこもり主婦なので、いつも私は困る。
検索してみると、外気温でどんな格好をすればいいか、コートが必要を判断すればいいらしい。
もうそのサイトの記事をプリントアウトして貼っておきたいくらいだ。
春や秋で、少し何かを羽織りたいけれど、それほど厚みは必要ない時に着ようと買ったコートが一枚あったのだが、子どもが家から出る際にあまりに洋服を持っていなかったために献上してしまった。
また振り出しに戻るという感じだ。
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