第134話 踊れ!

アイドルのダンスをマスターするとかいう話ではないので、ご安心を。


ぽっちゃりなオバサンは、あんまり洋服を買い足すのが好きではないので

(選ぶのも面倒。箪笥がいっぱいになるのも面倒。でもミニマリストではない。)

美魔女になりたいわけではないが、体型はそれなりに維持しておこうと多少努力はする。


街のマンションなんかでは、ドタバタすれば上下左右の部屋からお叱りをうけるが、田舎の家ではドタバタしても歌っても大丈夫。


そんなわけで、ビリーズブートキャンプはさすがにハードだとしてパスしたが、踊ってお腹をひきしめるというDVDを購入したのだった。

せっかく買ったのだからと、2ヶ月ほど夜お風呂に入る前に小一時間踊ってみたら、体重はそんなに変化はなかったのだが、お腹に縦のラインが出来た。割れた。


三日坊主が当たり前の私がよく頑張ったなあと、自分を褒めて、そしてやめてしまった。

そうなると縦のラインも消失。当たり前だけど。


子どもたちも今は家にいないから、どんな時間でも踊ろうと思えば踊ることができる。できないといういい訳はもうない。

そういうことでDVDを見ながら、再度挑戦してみたのだった。


これが続かない。小一時間踊れていたのに、10分も踊れない。

ふらふらして気持ち悪い。

年齢的な体力の衰えなんだろう。


このDVDを買ったのは、体の維持と腰痛対策だったなあと思いだした。


急にこれは無理だということで、次にNetflixで短時間のヨガなんかが大量にアップされていたのを思い出し、その中から楽そうなものを1つやってみることにした。


悲しいことにこれも途中でギブアップ。

寝る前に軽くと思って始めたら、くらくらしてきた。


私の腰痛は筋肉の柔軟性がないことで起きているんじゃないかと夫が言うから、試しに柔軟体操も入れないといけないかなとも。

運動嫌いの人間が、あれもやってこれもやってと考えていくうちに、考えているだけで目が回ってきて、「今じゃなくてもいいか、そのうちに」と先延べしてしまう。

ダイエットは明日からと言いながらスイーツを食べてしまうのと同じだ。


踊るのは全身運動だから、続けていた時は血行も良くて、今ほど足元が冷えるなんてことはなかったから、体にはいいと思う。

ただ、体力的に急に無理しても良くないだろうから、今はじっくりと柔軟性を高めて、持久力をつける方向で頑張りたい。


まずは散歩からか。(違う)

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る