第127話 在宅の仕事

10年以上続けている在宅の仕事が、だんだんと依頼される量が落ちてきて、収入も右肩下がりになっている。

脛を骨まで齧られている状態の我が家では大問題で、新しい在宅の仕事を見つけるか、車を使わなくて済むくらいの近所で短時間の仕事を見つけるかしたいところ。


近所で仕事となると、夫の職場関係になる確率が高くて、さすがにどうかなあと夫にも言われて、ハローワークで探してみてはいるが、歩いて行ける場所では確実に知っている人に囲まれるというのが決定なので、またご近所コニュニティーに入って、根掘り葉掘り聞かれる日々に舞い戻るのか決めかねている。


一番いいのは、今の在宅の仕事の依頼量が復活してくれることなのだが、難しいらしい。


となると、別に在宅の仕事をすればいいかと、有名どころのサイトに登録して、どんな仕事があるのか確認してみた。


気軽にほぼ現状況で始められる仕事ということで探しているのに、

「最後にこれは高い情報教材を売りつけてくる詐欺だな」というものがかなり多かった。

個人情報を抜いて、それに合わせた高額なものを売りつけてくる流れが見えるようなものも。


最初に本当に真っ白な気持ちで、ライティングの仕事を始めるにあたって参考にしてもらいたいブログのアンケートを書いてほしいというような仕事に申し込んでみたら、全然役にもたたない頭の悪い中学生でも書けそうな胡散臭い持ち上げ記事を延々と読まされて、こりゃやられたなあと思いながら、「なんにも役に立たないダメ記事」と正直に書きたいところを、なんとか一切記事を褒めない感想を淡々と書いて誤魔化し続けている。


今日、最後の記事を読まされて、それにアンケートつけて終了なのだが、こんな薄っぺらい何も役に立たない情報を読んで、誰が情報教材を買うと思うんだろうなと。

晒してやりたいほど、酷いのだ。同じことを何回もくどくどと書いて、結論は「俺らの(高い)教材を買って勉強すればいいぜ」なんだろうが、それなら二回分くらいの記事で十分であろう。

一回目はこの仕事は儲かるで、二回目に勉強するにはこんないい方法が!というような。

やたら長く引っ張るのは、それはそれでゆっくり騙す方法なのかもしれないが。


最後のアンケートを書き終えたら、運営に連絡しておこうとは思う。

ちなみにアンケートに対する報酬はそれほど良くもなく。

注意喚起として書いておくことにした。

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