第121話 ポテトサラダはマヨネーズ派

我が家はポテトサラダがみんな好きなので、作る時は大量に作るようにしている。

それぞれのご家庭で好き好きはあると思うが、我が家の場合は、マヨネーズが大量に投入されていて、「じゃがいもの味がする!」というのは失敗ということ。


昔、実家で妹が作ってくれた、フレンチドレッシングとマヨネーズが半々のポテトサラダが大人っぽくて美味しかったので、思い出して作ってみれば大不評。

マヨネーズ大量投入でクリーミーないつものポテトサラダに戻した。


マヨネーズを大量に使うので、どれだけのマヨネーズが残っているのかわからないと悲劇が起きる。

街であれば、「マヨネーズが切れちゃった」とお財布片手に近所のスーパーへ駆け込めば済む話が、田舎だと車を出して買いに行かねばならない。

行けばいいのだが、たった1つのマヨネーズの為に、車を出していいのか心が揺れる。


時間的にも、スーパーへ行って帰ってきて…となると、どんなに頑張っても30分はロスする。

夕飯をギリギリの時間に作っている私にはそんな時間はない。


となると、マヨネーズを自作するという道しかなくなる。


田舎だから近所の人に「マヨネーズちょっと貸してください」みたいなことも許されるのかもしれないが、昭和じゃないからパス。


調味料の作り方を検索して、泡だて器で少しずつ作っていく。


ここ10年くらい我が家ではサラダ油を置いておらず、健康の為に揚げ油以外をオリーブオイルにしているから、市販のマヨネーズよりコクのあるマヨネーズができあがった。


瀕死状態のマヨネーズ量に私が作った分を足して、何とかポテトサラダが完成。

何事もなかったかのように、食卓へ持っていくと、すごい勢いで消えていく。


毎日が格闘。

ストックをしっかり確認するべきだと反省しながら、何度もこんなことを繰り返している。


マヨネーズが入らないアンチョビ味のスペイン風のポテトサラダも覚えたが、つい作ってしまうのは、マヨネーズ味だったりする。



  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る