第98話 田舎道の走行

高齢者の運転も怖いものがあるが、少ない若者もなかなか怖い。

怖いもの知らずなのか、軽自動車で法定速度以上で走る。

スマホを見ながらというのも結構見る。

対向車の運転者が目線を下に落としているから

「スマホ見てる!」とわかるのだ。


前の車をよく見ると、運転者が左へ少し身を乗り出しながら

運転をしていることもよくある。

左に誰も乗っていないなら、スマホ。

乗っているなら、会話が弾み過ぎていたり、ボディタッチしていたり。

危ないからちゃんと前を見てよ~と思いながら、車間距離をとる。


ブラインドカーブで反対車線へショートカットしてくる車も多い。

老若男女みんなやってくる。

毎日のように運転しているが、もうルールを守る人がいるとは思わなくなった。


カーブに設置しているミラーで反対車線を走る車を確認すると

カーブに入る前に停車して待つようにした。

それでも停車しているうちの車に正面アタックしてくる車もいた。

…自分のレーンを正しく走ってほしい。

その時は謝ってくるが、翌日からも同じ様子。

反省しないんだなあと呆れている。


横断歩道がない場所でじっと高齢者が見てくるなあと思っていたら

道路を渡り始めたり。

目が合ったから、あちらは止まって絶対渡らないだろうと思わせて

渡ってくるのだ。横断歩道を渡ってほしい。

後方に車がいても徐行して、いつでもとまれる準備をしておく方がいい。


優先道路を走っていても、脇道からノールックで飛び出してくる車もいる。

あちらには一時停止ラインもあるのに、停まるどころか加速して飛び出し。

人にも車にも道を譲るなんてことをしたくないのだ。

穏やかそうな奥様でもほとんど飛び出してくる。


きちんと速度を守ってこちらが走っていても、センターがイエローラインの

道路であっても、追い越しをかけて抜いていく車が多い。

バイクで走っていて、そういういけない追い越しをかけてきたのが

同じ地区の奥様だった。

…まあ、その方は道路上で車ですれ違う際も絶対に私には譲らない。


交通量も少なめで、見晴らしのいい場所だから安全かといえばそうではない。

一時停止は無視するし、どこでも追い越しはかけてくるし、ブラインドカーブは

とんでもないラインどりをしてくる。

歩行者も道路が自分のうちの庭のように、飛び出してきてゆったりと歩いていくのだ。


危ない。本当に危ない。


ピカピカの車があっても田舎の子は平気で近くで遊んで、ボールぶつけたりしても

全く気にしないから、それも気を付けた方が良いかもしれない。


景色はよくても危険がいっぱい。

うっかり田舎道を走らないとならないことになったら、ぜひこんな感じで

気を付けてほしい。





  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る