第61話 陸の孤島

悪天候で災害が起こり、その結果、陸の孤島に近い状態になったことがある。


幸いなことに我が家は電気も水道も無事で、備蓄しているもので

普通に生活はできたが復旧するまでドキドキだった。


どの道路が使えるのか、店舗は開いているのかなど、今ならSNSなどで

検索すればそれなりに情報が拾えるが、最初の時は鉄道が止まっているが

なんとか道路は走れるらしいということを夫が電話で情報を貰い、

予定していた出張に向かっていった。


入れ替わりにうちの実家から父と妹が遊びにくることになっていて

「途中の道路もどうなっているかわからないから、無理だったらまた

今度ということにしよう」とは言ったのだが、私たちが心配ということで

予定を変更することなくそのままこちらへやってきたのだ。


その頃はまだ高速道路があまり伸びていなかったので、かなり時間は

かかったと思う。

救助隊みたいなノリで二人は来てくれた。


二度目は、普段通る道路が2か所土砂崩れで通行止めになった。

一応、市街地に出る道路はほかにもあるのだが、それはあまり車で

走りたくないくらいの細さで、私もほとんど通らない。

その時に、バイクがあったらなあと思った。


そして、災害ではないが工事でしばらく家から車が出せない時に

恐々バイクで買い物に出かけてみた。

リュックは重かったが爽快感がすごかった。


自衛隊も偵察や災害用にバイク部隊がいるのにも納得。

どこでも入って助けてくれそうだ。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る