第56話 兄弟姉妹
田舎は子どもが多い家が多い。
大人の手も足りていて、家も都市部に比べたら広いということもあるのだろう。
うちは子どもが二人。
田舎では三人の所が多くて、そういうお母さんたちから何気に
マウントをとられることもあった。
勿論のことそれぞれの家庭事情があるのにそういった介入してくるような人に
何を言われ思われようが関係ないから平気である。
前にも書いたと思うが、田舎では祖母にあたる人が家に居て、息子夫婦は共働きが基本。
そこへ三人以上の子どもたちということになると、だいたいが放任ということになる。
一番上の子がちゃんとしていると、下の子たちもちゃんとしているもので、
一番上の子が意地悪な子になると、下もそれに続いている。
あの子はいい子なのに、その兄弟姉妹はねえ…ということはあまりない。
街では全体の子どもの数が多いから、友達も兄弟姉妹でバラバラに作ってくるもので
「あれ?その子、キミの弟なの?」みたいな感じ。
あまり兄弟姉妹で似なかったりするもの。
田舎は、いい子のうちはいい子しかいないし、乱暴な子のうちは乱暴な子だけだし、
意地悪する子のうちは意地悪する子だけ。
わかりやすいなあと思う。
親も同じ色合い。
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