第48話 警報

私が子どもの頃、台風が直撃すると警報が出て、学校が休校になるのが

とても嬉しかった。

高校生の時には、あまり復習が完璧でなかった教科の試験前に警報が出て

テレビの前で小躍りしたなあ。

あれくらいの時は警報が出ると、クラスの連絡網で「今日はお休みです」と

電話がかかってきたけれど、今は各自で注意報なのか警報か確かめて判断になって

楽になったなあと思う。


比較的暖かい場所で育ったから、警報の思い出といえばそれくらい。


結婚してから「大雪警報」というものが存在して、それが出たら

学校が休校になるということを知って驚いた。

寒い冬になると何日も大雪警報が出て、春休みが短くなったりもする。


大雪警報もこれは学校へ行くのは危険だなと思うような猛吹雪の時も

なかなか出てくれなかったりして、ひやひやだ。

これは気象台が遠くて、こちらの状況が伝わりづらくなっているのではないか。


通学する距離が街の子たちより格段に長いので、登下校の時間なんかも

しっかり考えて判断してくれないかなと、ずっと思っている。


今回十年に一度の寒気がやってくるそうだが、鉄道や高速道路などを

とめるほかにも、児童や生徒の安全についても考えてほしい。

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