第5話長野旅行1

前期が終了し、思いっきりバイト代を貯め込んだバカ11人の男女は長野の白馬のキャンプ場に向かった。

2泊3日の行程。

白馬までは電車で向かい、駅からは山田が運転免許を持っていたので、ピストン輸送で駅からキャンプ場まで往復した。

8月だと言うのに、白馬は冷えた。

夕方から、バーベキューを始めた。

しかし、醜女5人はコテージに夜になると籠った。

「神様、もう少しだけ」の最終回らしく、男連中は醜女を罵った。

「なぁ~、キャンプ場に来てテレビ見るバカがいるの?」

と、佐々木が言うと、

「アイツら真正の馬鹿だから」

と、真壁がラッキーストライク吸いながら答えた。

佐々木は、炭火でマイルドセブンに火をつけて吸った。

6人の男どもは、随分酒が回り夏なのに寒いキャンプ場で猥談に華を咲かせていた。


「結局、顔にぶちまけた方が気持ちいいんだよな?」

と、伊東が言うとみんなが、

「そうそう、顔射が一番 」

と、答えると、ゴンちゃんが、

「顔射って、なぁ~に?」

と、言ってきたので、真壁が火のついた枝を投げようとしたのを乾が止めた。

「お前ら、キャンプよりテレビの方がいいのか?」

と、マルメンを吸いながら伊東が吐いた。

明日は、白馬のスキー場に行く予定である。

何だか、嫌な予感しかしない。

夜は、男子は麻雀をして、女子はテレビを見ていた。

酔っ払った、佐々木が女子の部屋に突入した。

色々可愛がられたが、山田が突入すると、

「この、ケダモノ!」

と、言って2人とも追い出された。

山田はチェリーであった。

佐々木と真壁は、

「山田にはゴンちゃんがお似合いだぜ」

と、話していた。

そして、男子は一睡もせず朝を迎えた。

唯一、竹田だけが寝ていた。

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