第5回『待つ』:日記 ○月×日~△日

 お父さんにお弁当を作りました。でもねぼうしたせいで間に合いませんでした。そうしたらお母さんがとどけようと言いました。

 わたしはすぐにしゅっぱつすると思いました。でもお母さんは今日は学校よと言ってお弁当をしんくうほぞんパックにしました。

 わたしは学校に行きました。かえってくると小さなレンタル船がありました。お母さんは今なら休憩コロニーで追いつけると言って、ふたりでしゅっぱつしました。

 スイングバイを六回やって、コロニーでお父さんにお弁当をわたしました。お父さんは「むちゃだなぁ」と笑いました。お父さんと次に会うのは四年後です。それまでにおいしいお弁当を作れるようになって、朝も起きれるようになりたいです。

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