第六話 公苑塚本
けれど、それだけだ。
会うな、と、言われたら、会わなくても構わなかった。
尚哉のいう事はあまりよくわからなかったけれど、菊乃が恐ろしい人だという事はなんとなく理解していた。
ちゃんと会ったことはないけれど、桔梗の母であり、桃院家の現当主、尚哉の妻であることは認識している。
どうやら、母の
あの母が警戒するくらいだから、相当に恐ろしい人なのだ。
なるべく関わらない方が良いことは、本能的にわかる。
一度対面してから、しばらくの間は、平穏な生活を送ることが出来た。
三年時の師匠は、
引き続き、学友との交流時間を優先することにした。
と、言っても、初代工氏郎に変わってからは初めてだから、初めて会った人に指導を受けているようなものだ。
初代工氏郎の時代には、禁忌ではなかった技が、いまでは禁忌となっている例がある。
いまは、禁忌の技になっているかどうか、都度確認が必要だ。
とはいえ、帝は手間と感じない。
禁忌の技を常に確認できるのは、帝にとって、むしろ好都合だった。
なにしろ、
三年時の夏休みは、二週間ずつ半内家と
しかし、帝には、友達と呼べる存在はほとんどいない。
一緒に下校したり、公園で少し遊んだりする程度の相手はいた。
だが、休みの日にわざわざ遊びに行くほど仲の良い友達はいなかったから、ほとんど宿題をして過ごした。
テレビが内田家にないのは相変わらずだったから、テレビ番組の話題には絡めない。
最初は詳しく説明する者もいたが、毎回いちいち最初から説明するのは面倒になり、やがて帝を嫌煙するようになった。
帝は、そんなことを理由に、テレビをねだるほど、テレビを見たいとは思わなかった。
テレビを見てまで、話を合わせたい、とも、思わず。
師と話している方が、ずっと楽しかった。
月に一度、桃院家を訪れる中で、何度か桔梗を見かけた。
だが、接触したことはない。
二人が顔を合わせたり、何度か起きてしまった、互いに姿を見かける程度の事態。
それらすべてを、なんとか菊乃には知られないまま、帝は無事に四年生になった。
四年時の師匠は、三年時の途中に、
九歳になった帝は、なるべく桔梗のことを考えないように過ごしているうち、ほとんど意識しなくなっていた。
一九八四年 四月 四日
この日、絆の調整を行う為、少吉に連れられ、桃院家を訪問した帝。
公苑大山の先導で客間へ入ると、桔梗が座って待っていた。
大山は、とっさに、帝が部屋に入らぬよう制止。
その手で、素早く指を二度鳴らした。
どこからともなく塚本が駆け付け、桔梗を自室へと連れ戻そうとする。
「話したいんだ、頼む、塚本。」
塚本の脇腹に、小刀の切先が突き付けられていた。
「桔梗様…」
「母さんは、春芽が足止めしている。少しでいい。」
「…かしこまりました。同席いたします。爰広様、帝様、どうぞこちらへおかけください。大山、部屋の前で見張りなさい。」
「はい。」
「帝…。」
少吉は、帝の横で、桔梗と帝の間にある絆を、黙って操作し始めた。
「はい、桔梗様。なんでしょうか。」
帝は特別なことではない風に応じた。
「…ずっと、会いたかったんだ。」
桔梗は、驚いたような戸惑ったような表情を浮かべ、かろうじて言った。
「光栄です。」
平静な帝の受け答えに、桔梗はついに、次の言葉が出てこなくなる。
帝も、自分と同じように、会いたいと思ってくれていると考えていた。
あまりにも淡泊な反応に、落胆し、動揺を隠せない。
「帝は…俺に会いたいとは、思っていなかったみたいだね。」
「お会いしたいとは思いましたが、いつか、必ず会う時が来る、と、聞いていましたから。」
帝は、敢えて会おうとするのは、特に菊乃の反感を買う事だと、感覚的に理解していた。
怖い人を怒らせてまで、会いたいとは思わない。
禁止されると、余計にやりたくなるのが人の性だが、帝はいう事を素直に聞く子供だ。
「君は、まだ九歳になったばかりだものね。」
桔梗は、自分が九歳の頃を思い起こした。
愛や、恋について、全く興味がなかったように思う。
まして、帝は小学校在学中に、毎年別の師匠から絆師の教えを受けようとしているのだから、なおさらだろう。
恋しいと思った相手に、何としてでも会いたいという想いは、現状、桔梗が一方的に抱いている。
それは、間もなく十七歳になろうとしている年齢的な影響が少なからずあるはずだ。
桔梗自身、愛や恋について知り、帝を意識するようになったのは中学の頃。
同級生から渡された小説を読んだことがきっかけだった。
気が付いた途端、急激に冷静になり、恥ずかしさがこみ上げた。
九歳の子が相手なのに、自分と同じように恋焦がれ、会いたがっているに違いない、と、思っていたなんて。
とんでもなく的外れだ。
「今日は、会えて嬉しかったよ。ありがとう。」
八歳の年の差は、二十代にもなればそれほど問題にならないだろうが、十歳に満たない子供と、十代後半では差があって当然だ。
「こちらこそ、ありがとうございます。」
帝はお辞儀をすると、まっすぐに桔梗の目を見つめた。
しばらく、時間が止まったように見つめあっていた二人だが。
「桔梗様、帰りも隠し通路を使ってください。」
塚本が、いたって冷静に、桔梗が隠し通路を使用してこの部屋に入ったことを桔梗に問うことなく、断定して話した。
対する桔梗は、反論する必要はないと感じ、話を先へ進めた。
「爰広さんや帝を前にして、客間にある隠し通路のことを話して良いのか?」
「仕方がありません。」
塚本は、そう言いながらわざと帝へ視線を送った。
少吉は、努めて部外者、傍観者でいるようにしていたが、塚本の意図を理解する。
桔梗が帝と会う為に、隠し通路を使用することを黙認する、と、伝えているのだ。
敢えて、帝にも隠し通路の存在を伝えることで、菊乃の目を逃れて欲しい思いが込められている。
「私は何も見ていませんし、聞いていません。」
少吉は、問われてもいないのに告げると、これ以上ないほどに解くのが大変な絆の操作に意識を戻した。
桔梗と帝の間にある絆の糸は、解く度に複雑さを増し、毎回、解くのに大変苦労している。
「失礼いたします。」
戸を閉めたまま、部屋の外から大山が話しかけてきた。
「そのまま話せ。」
戸は開けるな、と言う意味だ。
「
桔梗と帝の間にある絆の調整は、
少吉が先んじて絆の操作を始めたのは、単に、手持無沙汰だったからだ。
「桔梗様、お早く。」
塚本は、旬を客間に通す前に、桔梗を退出させたかった。
「ああ、すまない。」
桔梗が隠し通路へ姿を消すと、塚本は正式な扉を開け、会釈した。
「工方様、ご足労頂き、ありがとうございます。」
「とんでもないことです。…あれ?」
「爰広様が、既に調整を初めておられます。」
旬も一絆師だ。
先ほどの
「あれ?」
は、少吉が先に絆の調整を始めていたことに疑問を感じたのではない。
桔梗の動きがわかり、隠し通路の存在を察知したからだ。
と、同時に、桔梗が先ほどまでこの部屋に居たであろうことも。
「次代様は、なかなか大胆なことをなさる。」
塚本にだけ聞こえる声で呟いた旬へ、何食わぬ顔で再度会釈をした塚本は、そのまま正式な出入り口から部屋を出た。
「わたくしはこれで失礼いたします。」
客間に人の出入りがないよう、大山は引き続き付き切りで見張る。
あくまでも、正式な部屋の出入り口からの出入りであって、隠し通路からの出入りは誰も見張っていない。
客間の隠し通路のことを、菊乃は知らない。
本来なら、桔梗も知らないはずの通路だ。
桃院家には、その性質上、複数の隠し通路が存在しているが、重要度に応じて、通路のことを知っている人間が異なる。
いまではだいぶ減っているが、それでも命を狙われることがあるのだ。
絆師は、権力によって支配されれば、この世界のバランスを崩してしまう。
私利私欲で絆師を使わぬ理性が、桃院家当主に最も必要な素質。
時に、権力者の反感を買うその姿勢が命取りになる。
だから、公苑が桃院家を守るために存在しているのだ。
昔から、ずっと、桃院家と公苑家が管理している絆師の情報は、狙われ続けている。
数ある隠し通路の中でも、客間の隠し通路は最重要。
だから、桃院と公苑の当主のみが知っているはずのものだ。
桔梗に隠し通路のことを教えた者がいるとすれば、尚哉か塚本のどちらかでしかない。
それでなければ、桔梗は、自力で隠し通路の存在を突き止めたことになる。
塚本は教えていないから、答えは二つに絞られる。
しかし、隠し通路の可能性を考えたところで、桔梗は普段、客間への出入りをほとんどしない。
全くないと言っても差し支えないほどだ。
探すにしても、当てもなく探すのでは、そう簡単に見つかるはずがない。
つまり、十中八九、尚哉が教えた。
桔梗が帝に会おうとすることを、懸念していたはずなのに。
いや、尚哉が、塚本に何の相談もなく教えるだろうか。
そう考えると、桔梗が脅して聞き出した可能性が最も高いように思えた。
脅す材料ならある。
菊乃は尚哉の愛人の存在を許さない。
外で子供を作ることは不可能だ。
現状、桃院家の跡継ぎになり得る人物は、桔梗を置いて他に居ない。
桔梗が。
「帝に会わせなければ、この家を継がない。」
とでもいえば、十分な脅しになる。
この一年間で、他にも変化は起きていた。
いまとなっては、帝が来訪する際、桔梗に睡眠薬が盛られることはなくなっている。
こちらも、桔梗が菊乃を脅した可能性が高い。
塚本はそこまで思い至っていた。
特に、菊乃に対しては、桔梗が飲まなくてはならない薬を、飲まない、と、脅すことも可能だ。
命の危険まではいかないまでも、具合が悪くはなるだろうし、入院は免れない。
むしろその方が、帝と会わないようにすることだけを考えれば都合がいいようにも思える。
だが、親は苦しむ子供を見たくない。
母親ならば尚更だ。
いずれにしても、帝は相当に切羽詰まっている。
塚本は、何か手を打った方が良いようにも思うが、現状何も出来ない。
「どうしたものかな…」
塚本は、桔梗が部屋に戻っていることを確認したのち、離れにいる尚哉のところへ向かった。
愛人を失って以来、尚哉は、母屋から一番遠い離れで過ごす時間が多くなっている。
尚哉の愛人であった
絆師の力だけで、そこまでできるはずもない。
菊乃が一体どんな手段を使ったのか、尚哉に命じられ調べた塚本は、あまりにもひどい内容に報告をためらったほどだ。
さすがの尚哉も、菊乃と距離を取りたいのだろう。
菊乃と言う人が本当に恐ろしい。
帝を守る義理はないが、相手は九歳の子供だ。
どういう立場であろうと、大人として守るべきであると感じる。
「旦那様。」
離れに着くや、外から声をかけた。
「塚本か。どうした。」
「客間の隠し通路のことで、お話しよろしいでしょうか。」
「…ああ、はいってくれ。」
「今日は帝さんが来ているだろう? まさか、桔梗が客間の隠し通路を使ったのか?」
「はい。帝さんの来訪を、客間で待ち構えていました。」
「そうか。」
「…意外かもしれないが、話した相手は桔梗ではない。」
塚本は、驚きを表情に出さぬまま。
「…では、一体どなたに。」
「春芽さんだ。」
「春芽様、ですか…」
「先日、春芽さんと客間で話している折にな。」
「ご当主様、この家には、いくつかの隠し通路があるようですが、この部屋にもありますね。」
と、言って、春芽は隠し通路の扉になっている壁を手で指示した。
日本舞踊の心得がある者と、わかる所作だ。
「隠し通路とは、何の話だろうか。」
尚哉はそ知らぬふりで返事をしたが。
「あら。触れてはいけないお話でしたでしょうか。申し訳ありません。
どうか、お忘れください。」
春芽は明らかに確信していた。
「そんな会話をした。正確には、教えたわけではないが、否定はできていないだろう?」
「教えたも同じだ、と、仰るんですね。」
「ああ。…まさか春芽さんが、こんな形で桔梗の手助けをするとは思いもよらなかった。」
尚哉は、一つため息をついた後。
「案外、当人たちに任せておけば、問題ないのかもしれないな。」
と、気だるそうに体勢を崩した。
「…そうですね。」
そのまま当然の流れで、塚本の膝に頭を乗せてくつろぐ尚哉。
唯一の問題は、菊乃だけだ。
と、言葉にはしないまでも、互いに同じ考えを持っていることは理解していた。
「私が愛でれば、菊乃の気はまぎれるのだろうか。」
人の膝を撫でながら、なんということを問いかけてくるのだろう、と、塚本は内心不満を感じた。
「しばらくはやり過ごせるかもしれません。ですが、本心を見抜かれれば、反動は大きくなるものかと。」
「一先ずしのげるのならやってみるか。塚本、先に行って、春芽さんを菊乃から引きはがしておいてくれるか。」
起き上がった尚哉の背中が憎らしい。
「…いまから、なさるおつもりですか?」
あからさまに声色に出ている、と、自覚をして、塚本は修正しようと咳払いを一つ。
「わけがわからないくらいの方が、良いだろう。」
「…突発的な行動の方が信ぴょう性がある、と、いう事ですか。」
いたって冷静に応えたつもりだったが、やはり声色が平静ではない。
「お前も混ざるか?」
尚哉は、塚本と菊乃の間に肉体関係があることを知っている。
だが、それはあくまでも、桃院家の従者としての選択に過ぎない。
「尚哉様!」
「いま、尚哉と呼んだな。…いつ以来だ?」
「…」
普段動揺しない公苑家の者が、顔を赤らめ、動揺していた。
********
ひとしきり熱い時間を過ごした尚哉と塚本は、庭に面した戸をあけ放ち、風を浴びていた。
片膝を立て、胡坐をかいている尚哉へ、しなだれかかる塚本は、肩を抱かれている。
人の気配を察知した塚本は、そそくさと姿勢を正したが、ただならぬ雰囲気を、大山は見逃さない。
しかし、何も気が付かないふりをした。
桃院家、特に当主からは、どんな無理難題を押し付けられようとも、応じる。
そう言う事もあるのだ、と、幼い頃から聞かされてきた。
桔梗はそういうことを求めなかったし、尚哉だって、一度たりとも自分の事は求めたことがない。
親として子供には手を出すな、と、大山が制止をしたのか。
尚哉が父にしか興味がなかったのか、これまではわからなかった。
だが、この瞬間、尚哉は塚本だから求めたのだ、と、確信した。
「足元がふらついています。少し休まれては?」
すれ違いざま、大山は塚本へ耳打ちした。
こんな時に何をやっているんですか!
と、いう気持ちを込めていた。
「…問題ない。」
少し俯いた父もまた、尚哉を求めていたのだ。
互いに求め合っていたことを悟り、息子として複雑な気持ちになる。
「帝様が、先ほどお帰りになりました。特に変わった様子はありませんでした。」
「ご苦労様。」
「塚本さんは、何をされていたので?」
「な…んん!!」
”尚哉様”と、言いかけ、塚本は咳払いをしてから言い直す。
「旦那様に、先ほどの件を報告し、今後について話していた。」
「そうですか。」
「旦那様、そろそろ母屋にお戻りくださいませんか。菊乃様の虫の居所が大変悪いようでして。」
「わかった。一服してから行く。」
「気を鎮めるお茶でごまかすのも限界ですので、なるべくお早くお願いいたします。」
「ああ。」
菊乃より、むしろ大山の虫の居所の方が悪そうである、と、尚哉と塚本は感じながら、心当たりがあるので何も言えない。
「私は少し休憩を頂いてもよろしいですか?」
「ああ、構わない。ご苦労だった。」
三時間近く、客間の前で見張りをしていたのだから、当然のことだ。
「任せきりにしてしまって、悪かったな。」
「いえ。十五分ほどで戻ります。」
「わかった。」
「あいつ、気が付いているな。」
風を切って歩く尚哉から、煙草の匂いがする。
「旦那様…」
煙草を吸うのは、残り香を消すためなのだろうか。
そんなことをぼんやり考えてしまう塚本は、どうやらまだ余韻から抜け出せていないことを自覚した。
「なんだ、もう尚哉とは呼んでくれないのか。」
顔を覗き込む様が、角度によっては、口づけを交わしているように見えそうだ。
「おやめください。菊乃様に見られたら、それこそ大変なことになりますよ。」
ただでさえ、虫の居所が悪いというのに。
かつて尚哉と塚本は、深い仲だった。
尚哉が結婚する前、高校三年生の頃から、菊乃と結婚する二五歳までのおよそ七年間。
塚本は、十三歳年下の尚哉が望むままに、身を任せていた。
尚哉が結婚して以降は、つい先ほどまで、互いの身体に、欲を持って触れたことは、一度もなかった。
塚本は、大山の母親と、大山が五歳の時に離縁して以来、独身。
ただただ、尚哉へ忠を尽くす日々を送っていた。
尚哉は、菊乃と夫婦としての関係が冷め切ったのち、愛人の清子と逢瀬を重ねるようになった。
その送り迎えをしていたのは、他ならぬ塚本だ。
「来年還暦だというのに、あなたは少しも変わらない。」
およそ二一年ぶりのこと。
「嘘を仰い。孫もいるんですよ? おじいちゃんですよ?」
距離感はいつも通り。
表情も平静ではあるが、話している内容だけが、静かに甘やかだった。
尚哉はこんな調子だから、初めから、桔梗と帝が深い仲になることを嫌煙していない。
懸念しているのは、強い絆の影響で、桔梗が帝にしか興味を持たなくなることだ。
若い時分には、特に夢中になる。
許嫁のうちは春芽に興味がなくとも構わないが、結婚してまで春芽に目もくれなかったら問題だ。
放っておいてもいずれはそうなるのだから、下手に止めるのは逆効果だと考えていた。
ある程度自由を与え、春芽との間に子供をもうける務めをしっかり果たしてもらう方が現実的だ。
「…なんにせよ、なるようになるだけだ。」
「そう、ですね。」
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