奇跡
Side 楠木 達也
引き籠もり生活はシッカリと意識しないと時間の流れる感覚が平常時よりも随分と早く感じられる。
だから最後に学校に行った日がハッキリと思い出せない。一週間以上は経っているとは思うがカレンダーをちゃんと見てカウントしている訳では無いので強く断言出来ない。
(それに――)
自分の状況に関して何も言ってこない、何を考えているのか分からない、常に微笑みを絶やさない黄山 茂先生と顔を合わせるのも段々と辛く感じて来ていた。
だけど罵倒されるかもしれない学校には行きたくない。たぶん自分の評価などもう最底辺になっている事だろう。
暇潰しでインターネットもテレビも見たくない。ゴーサイバーの活躍など目に入った日には自分がとても惨めに感じるからだ。
やる事と言えば勉強するか本を読む事ぐらい。飽き飽きしていてもやることはそれぐらいしかない。
もうこのままいっそ基地にも足を運びたくもない。迎えに来る薫を含めたメンバーとも顔を合わせるのも辛かった。
段々と達也がこの世の中は自分の辛い事だけで構成されているように感じて来ていた。
どうしてかは分かっているのにそれを実行できない。そもそもそれが出来ないからこそこうして自分は部屋に閉じ籠もっているのだ。
(本当に――自分はどうして生まれて来てしまったのだろうか)
そんな事をグルグル、グルグルと何度も繰り返し繰り返し考えながら今日も自分だけの世界に入り浸る。
ふと携帯電話を目にやる。
基地の人間から新しく持たされた奴だがバッテリーは抜いてあるため、その機能を発揮する事はない。それに今は出動停止処分中なので特にこれと行って問題は無い。
以前語ったが達也は中学時代に何度も壊されたりして携帯電話を所持する事を逃避している。
だが最近はあの携帯電話が鳴るのが恐く感じているのだ。もしかして自分がまた戦わされるのかも知れない。そう考えただけで達也はもう眠る事も出来なかった。(比喩でも例えでもなく実際そうなった)
だからこうしてバッテリーを抜いて置くことで心の平静を保つのだ。
それでも心の苦しみは止まらない。どんどん悪化して来てすらいる。涙を流す量も明らかに増えていた。
体重も落ちていた。
リハビリのトレーニングでも体に力が入らない。薫達は一生懸命頑張っているのに自分と来たら――
(もう嫌だ)
もうこんな世界で生きて行くのは嫌だ。
(それならいっそ――)
机の引き出しからカッターナイフを取り出す。自分の血で刃が赤黒くなっている。
それを握り締め、そっと刃を左手首に当てた。傷は塞がったが斬った後が残っている自分のホッソリとした手首。これを見ていると何故だか不思議な安堵感を覚えた。
(後は引くだけ――)
「何をしているのかな?」
唐突に後ろからカッターナイフを取り上げられる。この爽やかに透き通った声色は黄山 茂の声だ。
顔を見る事もなく達也は茫然と立ち尽くし、昼の光が差し込む窓をじっと見詰める。
「君は――そんなに自分の事が、この世界が嫌いなのか?」
怒る事もなく、まるで諭すように言い聞かせてくる。
「そんな事したら皆きっと悲しむよ?」
何も言えなかった。
ただガタガタと体を震わして温かい涙を頬へ零す事しか出来なかった。
「そんなに人を信用できないのかい?」
以前薫に言われた言葉を投げ掛けてくる。
「・・・・・・・・・・・・」
黙って頷く。
それから一呼吸置いて――
「これから一緒に出掛けないかい?」
☆
達也は言われるがまま白いサイドカーのバイクに乗って出掛ける事になる。
サイドカーを付けているのは「何時か乗せたかった人がいるから」と言うだけで答えてくれなかった。それを達也は「恋人でも乗せるつもりだろうか?」と勝手に想像を膨らませある所に辿り着いた。
達也は自分が着ている華特高校の制服を見詰めながらこう尋ねる。
「どうして自分の学校なんですか?」
「一度見てみたくね」
そう何故か黄山先生は華特高校に案内した。
「アレは・・・・・・」
「サイバージェットだね」
ふとサイバージェットが学校へ降り立つ場面が見えた。
それを張り込んでいたらしい記者らしき人達がパシャパシャと撮影する。
あの機内には薫、芳香、麗子、マリア達が乗っている筈だ。
「君は――」
と、校門前で立っていた非番らしきジャージ姿の先生が寄ってくる。
名前は覚えていないが確か体育の先生だった筈だ。
「どうも黄山 茂です」
「黄山 茂? どっかで聞いた名前だな――」
「この子の家庭教師をやらせて貰っています。今日は付き添いのためにこの学校へ来た次第です」
「そ、そうか? それより大丈夫か? 随分顔色が悪そうだが・・・・・・」
当然の疑問を体育の先生が投げ掛ける。
「この子のためにと思って連れて来たんです」
「だけどどうしてここに? あの飛行機に乗っていると思ったんだが・・・・・・」
「それは・・・・・・」
「上の何かしらの判断だと思います」
「そうなのか?」
達也は適当に相槌を打っておいた。
「このまま留まっていると一騒ぎが起きそうなんで学校に入ってもいいですか?」
茂はチラッと学校の周りでたむろしている記者達に目を向ける。
「ああ、そうだな――こっちも色々と聞きたい事があるし・・・・・・それに楠木君、皆寂しがってたぞ」
(嘘ばっかり――)
教師の言葉は信用出来ないのは中学時代に身に染みている。口には出さなかったが嘘付けと言いたかった。
☆
もう残り時間僅かだが達也は学校で授業を受ける事になった。
黄山 茂はまるで自分の保護者のように付き添って来る。
教室の前まで来た時、達也は緊張で何も考えられなかった。
大方罵倒されると思ったからだ。
そんな心が体に現れていたのか優しくトンと肩を茂に叩かれる。
「まずは信じてみよう」
ニコッと微笑みかけ、達也は条件反射的にコクリと頷いた。
そして扉に手を当てガラガラとドアをスライドさせる。
「えっ!? 楠木君!?」
「どうしてここに!?」
予想通り驚かれた。
「・・・・・・それは」
思うように言葉が紡がない。
何て言えばいいのだろうか迷ってしまう。
「桃井さん達が言ってた事は本当だったんだな」
と、誰かが言った。
見覚えのある顔――ニット帽を被っている男だった。確か先日率先して、お礼と謝罪をして来たあの男子生徒だ。間違いない。
「神宮寺さんに言われてたの。もし出動している間に学校に来ても悪く言わないであげてって」
「私も佐々木さんから――事情は聞いてるわ。私達から臆病者呼ばわりされたりするのが」
奇跡はまた起きた。
サイバーレッドになった時何かより天と地程も違う嬉しい出来事だった。
泣いた。
思いっきり涙を零した。
タガが外れたかのように達也はえんえんと赤児のように泣きじゃくった。
羞恥心も何も無い。
心の泉が尽き果てるまで延々と零し続ける。
それをどれだけ続けただろうか。
気が付くと教室は昨今の教育ドラマでも見られないような出来過ぎた程に釣られ涙の嵐。
達也にとってはもう心の底から死んでもいいと思える程の、とっても有り難い贈り物だった。
Side リユニオン
「クククク、この学校が廃墟となると知らずに出動しおって・・・・・・」
その頃、華特高校にリユニオンの怪人「ガメライザー」が襲撃を今か今かと待ち構えていた。名前から何となく分かるかも知れないが黒光りした皮膚と甲羅が特徴の亀の怪人であり、先頭に立って戦闘員達の指揮を取っていた。
今回リユニオンは二面作戦をとる。一方はゴーサイバーを引付け、もう片方はその間に華特高校を廃墟に変える。ゴーサイバーに対しての報復作戦だった。
暗い森の中で校舎を見下ろし、攻撃指令を下そうとした。
「ギィ!?」
「ギャッ!?」
「何ッ!?」
突然戦闘員達が呻き声を上げる。
一体何がと思い振り向いた。
「お前は!?」
『ハーイ♪ ゴーサイバーの一人、サイバーヴァイオレットよ♪』
ゴーサイバーの一人、サイバーヴァイオレットだった。
刺々しいアーマーや飾り付けなどが足されていて何だか悪の組織の女幹部染みた外観になっている。
鞭を振り回して障害物である木々諸共戦闘員を薙ぎ倒し、あっと言う間に蹴散らしていく。
「貴様!! やはりゴーサイバーとはグルだったか!?」
『いいえ。スーツの強化も終わったし、たまたま実験相手が近場にいたから襲撃しただけよ?』
「そんな理由で!?」
『だけど貴方は運がいいわ。実はもう一人ゲストがいるみたいなのよ』
「何!?」
まさかサイバーレッドもか!? と直感的に予想した。
サイバーレッドの実力は正直未知数だ。最弱でもあるがその真の戦闘能力を発揮した場合の戦闘能力は並大抵の怪人はおろか、リユニオンの大幹部に匹敵する程だ。この状況下で参戦されたら間違い無く窮地に陥る。
「ギャアアアアアアアアアア!?」
「デッドスプレー!?」
万が一の為に待機していたスプレーの怪人、デッドスプレーが自分の近くまで飛んでくる。
念のため直営として待機させていた怪人だが全体にダメージが酷く、この様子だと戦闘員も全滅しているだろう。
咄嗟にガメライザーは吹き飛ばされてきた方向に視線を向ける。
「き、貴様は!?」
この戦いはサイバーベースだけでなくマスコミや近隣住民、学校の生徒達にも観測された。
現地に残っていたのはリユニオンの怪人と戦闘員の骸のみ。
何者が倒したのか分からないこの不可解な事件の真相が明らかになるのは当分後の出来事であった。
Side 白藤 マリア
それから達也は学校へ再び通うようになり、そして訓練にも顔を出す機会も増えてきていた。
相変わらず訓練は皆より数ランク落としたリハビリの様な物を行っている。
それでも以前より明るくなり――隊内の雰囲気も以前とは違いギスギスした感じが取り除かれていた。
相変わらず達也は出撃停止が命じられているがそう遠くない未来にそれも解除される事だろう。
「そう、良かったわね達也君」
「はい」
と、今迄の達也とは考えられない明るく可愛らしい中性的な男の子の笑みを向けてくる。
一瞬マリアはドキッとしたが慌てて首を横に振った。
達也の雰囲気が明るくなったのは良かったがそのせいで達也が本来持っていた中性美男子としての魅力が全面に出てしまい――早い話が随分と可愛くなってしまった。
マリアに年下趣味は無いが内なる母性が刺激されてしまい、それを必至に隠すためにサディズムとなって厳しく当たってしまう。
マリアですらこうなのだ。
薫に至っては完全に春が訪れていた。両人とも接する時は顔を赤く染め、傍目から見ると恋人同士にしか見えない雰囲気になっている。まるで少女漫画ラスト辺りの一シーンを切り取ったようだ。
その様子に二人とも呆れてしまっている。特に芳香などは苦虫を噛み潰したかのような複雑そうな顔をしていた。
だがまぁ兎も角以前よりかは好転したと言える。
これも三人の少女達と、そして家庭教師として現れた黄山 茂の御陰だろう。
「ところで司令? 黄山 茂についてですが?」
傍で訓練の風景を見学している司令に黄山 茂の身元調査の結果を尋ねる。
この状況を生み出してくれた立役者ではあるがどうしても身元が気になってしまう。恩を仇で返しているようで非常に心苦しいが念のためだ。
「いや、問題は無い」
「そ、そうですか?」
「うむ・・・・・・これも運命か」
「え?」
「何でもない」
との事だった。
少し引っかかる物言いだが司令がそう言うのなら問題無いのだろう。
Side 神宮寺 芳香
「全く・・・・・・見せ付けてくれちゃって」
「そうね」
と麗子が相槌を打つ。
二人の視線の先には薫と達也がいた。
不器用ながら付き合っている初々しいカップルに見えなくもない。
「ほんと、大っ嫌い・・・・・・」
「その割には薫と一緒に庇ってたじゃない」
「うっさい。薫だけに良い格好させる訳には行かなかっただけよ」
「・・・・・・もしかして達也の事好きなの?」
「そんな訳無いでしょ・・・・・・そんな訳・・・・・・」
「?」
(まさかアイツ・・・・・・私の事なんて全く覚えてなかったなんて・・・・・・)
これはメンバーの中では神宮寺 芳香しか覚えていない事だが、実は中学時代に芳香は達也に告白された事がある。
クラスから浮かないために今時らしい少女を演じてはいるが少女は実はと言うと少女漫画の様な恋がしたいと言う願望があった。だからその時はとても嬉しかった。
後でイジメられて無理矢理告白されたと言う事実を知るまではだが。
ショックだった。
まるで自分が罰ゲームの材料にされた事もそうだが好きでも無いのに告白された事にメチャクチャ傷ついた。
だけど当時の芳香は周りに合わせる女の子だった。
――あんな奴、好きな訳ないじゃん
――冗談に決まってるでしょ
――大体誰があんなのと付き合うのよ
と、口裏を合わせた。
後々になって激しく後悔したが学校と言う閉鎖されたクラスの中でやって行くには周りの意見に合わせると言うのはとても大切な事なのだ。それが出来なければ今度は自分がイジメの対象になりかねないからだ。
しかし悲劇は起きた。
達也の自殺未遂。
それから始まった世間の学校全体への批難。
インターネット、マスコミからの取材。
警察の取り調べ。
それ達を間接的に、直接的に見に受けて行く内に自分がとても卑しい女のように思える。
警察からの取り調べの時は後悔と懺悔の気持ちで涙さえ零れ落ちた。
自分があの時、本当に少女漫画に出て来る主人公のように接していれば、頑張っていればああならなかったのではないか? そんな事を考えるようになっていた。
やがて友達だったクラスメイトとの交友関係も冷え切り、勉強に打ち込むようになって華特高校に入学。
そこで薫や麗子と出会い、そしてアイツとも再会した。
だが幸か不幸か達也は自分の事など全然これっぽっちも覚えていなかった。
――何よアイツ!? 私がどんだけ辛い気持ちだったか分かってるの!?
悲しみの念は怒りに変わり、あの社会科見学で再会した時は泣きっ面に蹴りを入れるように厳しく冷徹な態度で接してしまった。
後々になって考えてみれば何をやっているのだろうか、自分はと後悔した。だからと言って手の平を返したように接する事が出来る程に素直な性格ではなく・・・・・・自分でもさっさと素直になればいいのにと思っていたが相手が自分の事を覚えていない事を良しとして芳香は強気な態度を取ってしまい、また自己嫌悪に陥ると言う悪循環を繰り返した。
そうとも知らずに達也と薫はとてもイチャついているように見える。
「やっぱ大嫌いだわアイツ」
結局芳香はまた自分で地雷を踏み込むのであった。
Side of 楠木 達也
「そうか・・・・・・まだ戦えないのか」
「うん」
昼休みの屋上で達也はニット帽を被った少年――結城 浩と肩を並べて彼女達の帰りを待っている。学校に通うようになってから浩とは一緒に過ごす時間が多くなっていた。こうして一緒に帰還を待つのも日課になっている。
今日もまた怪人が現れ、そして出動する女戦士達。それを見送る達也。最近はそれがとても辛く感じている。
だけど彼女達だって出迎えてくれる自分を必要としてくれる人がいる。
そう考え方を変えるだけで達也の心は――流石に晴れ晴れとはしないが幾分か軽くなった。
「なぁ・・・・・・俺、力があればダチの仇を討ちたいって考えた事があるんだ」
達也は黙って聞いた。
「それは俺だけじゃない。「出来るんなら俺だって」て言う奴も沢山いる」
何を言って良いか分からず、達也はただ無言で聞き入っていた。
「だけど違う気がするんだ」
「?」
「何て言えば良いのか分からないけど、そのなんだ・・・・・・単なる自己満足じゃねぇんじゃないのかなとか、天国に逝っちまった人間が本当にそんな事を望んでいるとか――あ~自分でも何言い出してんだかサッパリだけどよ。とにかくただ怒りのままに戦うだけじゃダメだっつーかなんつーか・・・・・・」
「そう・・・・・・」
と、饒舌では無いにしろ愚直な自分の心を絞り出している。
そんな彼に達也は好感を持てた。
「ところで変身ってどんな気分なんだ?」
「え?」
「ほら。お前サイバーレッドだろ? 俺達の目の前で怪人倒してたじゃねーか」
「どんな気分って言われても必死だったし・・・・・・メチャクチャ強い力を得たと言うよりプレッシャーで押し潰されそうになってたから良くは分からないんだ」
「そうか・・・・・・」
ここで屋上の重たいドアが開かれる。
そこから男子生徒や女子生徒達が入り交じって入って来た。
「達也さん、浩さん。飯調達に上がりました」
「おお、悪いな」
入って来た生徒達はゾロゾロと昼飯の支度を始める。
達也と浩が一緒に屋上で待ち続けていると言う話を知り、自分も私も・・・・・・と言う具合に増えていったのだ。
そのせいか以前よりもより綺麗に清掃され、園芸部などの手で花が植えられたりした。今では昼休みの時に出動した少女達の帰りを待つため、ビニールシートを敷いてまで待ち続ける人も現れた。
こうして昼休みの屋上は華やかな人気スポットとなったのだ。
華特高校におけるゴーサイバー人気や影響はこれだけではない。
まるでファンクラブのようなサークルまで作られ、セイバーVの事件を教訓とした自主的な防災訓練などに励む教員や生徒の姿も見られるようになった。
そんな生徒達を見て達哉は胸が痛くなるが同時に自分の事や少女達の事を理解してくれている事がとても嬉しかった。
(こんな日々がずっと続いたらいいのに)
だからそう願わずにはいられなかった。
Side シュタール
NEW YEAR WARが始まる以前。
鉄十字軍と呼ばれる世界征服を目標と組織があった。
機械工学――特にアンドロイドやサイボーグ系統の技術に優れ、今の時代から見ても強力な戦士達を産みだしていたと言われている。
しかしその組織は新年戦争以前にある正義の味方の手で打ち倒された。
リユニオンの大幹部シュタールがその本拠地跡地でそれを見つけたのは偶然だった。
灰色の突起物が無い、それでも凶悪な禍々しさを感じさせるフォルム。随所にビスが打たれ、よりダーティー然とした雰囲気を醸し出している。
「こいつはまだ動くのか?」
「ええ。それどころか旧式とは思えない程の完成度です」
と傍に控えていた戦闘員が答える。
「まさか鉄十字軍がこんな物を残していたとはな」
「鉄十字軍の最高傑作――そのプロトタイプですが十分にセイバーVやゴーサイバーを凌駕する戦闘能力を持っています」
鉄十字軍にはヒーローキラーと呼ばれる程のある最高傑作が存在していた。
従来のヒーローの戦闘能力を凌駕し、国防隊に想像を凌駕する凄まじい打撃を与えた戦闘マシーン。
そのプロトタイプが目の前にあった。
「よし、早速本部に運び込め」
「了解しました」
新たな脅威がゴーサイバーに迫りつつある。
この予想だにしない刺客に果たしてゴーサイバー達は立ち向かえるのであろうか?
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