第4話 『ブタ』ですってぇ〜?(怒)
「でも、まさかあの『あおちゃん』が免許取れて運転するなんてねぇ?」
ヒロちゃんは、知らないウチに親戚のおばちゃんになっていた。
「私だって、『やれば出来るコ』なんだからねっ!」
「それじゃ、来週の試験、泣きついて来ないでね、『やれば出来るコ』ちゃん!」
ふぇ〜ん。
♪♪
ちょっとだけ、道が混んで来たから、割とノロノロ。
こっちの方が、運転しやすいわ。
すいてる道は、みんなスピード出すから、まだちょっと怖いし。
「ねえ、あおちゃん」
「なぁに?」
「……気のせいかも知れないけど」
「さっきから私達、……見られてない?」
ちょっと不安気なヒロちゃん。
「『ハロハロ』目立つからだよっ! ピンクで、可愛いし、おまけに『美女二人』乗ってるしねっ」
……みんな、可愛いヒロちゃんの事見てるのよ。
そうそうトコは、鈍感なんだからっ!
信号赤、とまれっ!
「あおちゃん、見てっ?」
ヒロちゃんは、ちょっと怯えた顔で私に、隣の車を見てと言った。
「なによ〜、もうっ、イケメンでもいるわ……っ!」
あーっっ!
さっきの営業車のお兄さんだっ!
んっ?
また、何か言ってる。
口パクで……、
ブ、タ……?
『ブタ』ですってぇ〜?
そ、そりぁ、最近、スイーツ食べ過ぎなのは認めるけどっ?
さっきは親切にしてくれたのに、ちょっとひどくな〜い?
ああっ、……ちょっと目があっただけで、
『コイツ、オレに気があるんじゃねっ?』君なのっ?
それとも、一回助けただけで、もう彼氏気取りなのっ?
信号青、いくわよっ!
べぇ〜っ、だっ!
彼氏面(?)にあっかんべぇをお見舞いして、ハロハロ発進っ!
……もう、中々進まないわ。
事故か、工事でもやってるのかしら?
ちょっと進んで……、
また信号赤ぁ〜っ。
えっ、営業車の彼氏面(仮)お兄さん、またドアを開けて……、
こっ、こっちに来たぁ〜っ?
私のハロハロをポンって叩いた?
何よ〜、DV彼氏(仮)なのっ?
再び営業車に戻った彼氏(仮)、窓を開けたわ。
もうっ、私達やっていけないわっ!
言い訳なんて、聞きたくな……、
ちょ、ちょっとヒロちゃんっ? 窓開けないでよっ?
「お兄さん、すいませんっ ありがとうございましたぁ♪」
えっ?
「ガソリンスタンド、寄ったろ?」
……ストーカーなのっ?
「さっきのピンクの車が走ってるなぁと思って後ろ走ってたら、給油口の『フタ』開けたまま走ってるから……、教えてあげようとしたら、あのコ『あっかんべぇ』しやがって」
いやあぁぁあっっ!!!
ヒロちゃん、私より先に分かったの?
「まだ慣れてないモノで、……本当にすいません! 優しいん……ですねっ♡」
「あっ、あぁ、気にしてないよ」
「……」
「……」
……ちょっと、何二人で『いい雰囲気』出してるのよっ?
コレはラブコメ小説じゃ無いのよっ?
ラブコメ読むなら、桜蘭舞ちゃんの……、
『ちょっと聞いてよ清澄くんっ!』
https://kakuyomu.jp/works/16817330650836702097
『転生したってキミが好きっ?』
https://kakuyomu.jp/works/16817330650416323496
読みなさいよねっ⁉︎
♪♪
「何度もすいませーんっ!」
……恥ずかしいから、ヒロちゃん側の窓、こっちで閉めちゃった。
「ああっ」
ヒロちゃんは、囚われのお姫様の様な顔で
窓に両手をつけて、営業車の元彼(仮)を見ていた。
信号青、進めっ! ハロハロっ。
あーっ、工事やってて片側塞いでたから、渋滞してたのね。
隣の車線から、交互に車がこっちの車線に入ってくる。
営業車の元彼(仮)を入れてあげた。
えっ、ヒロちゃんと見つめ合って二人で、
手を振ってる?
そういうの、いいから。
ラブコメ読むなら、桜蘭舞ちゃんの……ゴニョゴニョ
営業車のお兄さん(過去の人)の車は、ハザード点滅して『ありがとう』の合図……?
五回点滅、……だと?(古い)
隣でヒロちゃんは、頬を赤らめて……、
惚れ、……たの?
おわり。
♪♪♪♪ ♪♪♪♪
ボク、ハロハロっ!
ホシやハートたくさん貰ったら、続き書くかも……てへっ!
『フタ』開いたまま走ってて、カブに乗ったオジに、『給油口のフタ、開いとるよー』
って言われたのは内緒の話っ♪
♪読んで頂きありがとうございました♪
あおり、あおられ、亜織ちゃん⁉︎ 〜全国煽り運転撲滅運動推奨〜(嘘) 🌸桜蘭舞🍒@暫くお休みします! @sakuran108
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