いよいよ、乗船

待合室から長い通路を通って、いよいよ船内へ。


船内入り口前で係員が乗船チケットを切り半券をもらった。そして船内に入ると、ホテルのフロントのようなところで半券を見せると、部屋の鍵をもらった。


とりあえず、先に部屋へ行き、荷物を置こうと思い、部屋に向かった。


部屋を見つけ、中に入ると・・・


「えっ!!うわっ!!これが船の中??ビジネスホテルみたい!!」


思わずつぶやいた。


よく旅行先で、ビジネスホテル等に泊まる事が多いが、ほぼホテルの部屋だ!


パンフレットを見てみると、もっと豪華な部屋も有るみたいだった。


荷物を置いて、再び部屋を出て、しばらく船内を歩き回ってフロントに戻ってきた。


「ジャーン、ジャンジャンジャンジャン、ジャーン」


船長がドラを撃ち鳴らした。出港15分前の合図だそうだ。


「本日も、さんふらわあ、あいぼりに御乗船いただき、ありがとうございます。只今、出港いたしました」


アナウンスが流れ、どうやら船は出港したようだ。


展望デッキに出て見ると大阪の夜景に照らされながら、「さんふらわあ」は大阪湾の海原へと進んでいた。


とりあえず、夕食をと思い、レストランへ。バイキング様式で¥1500だった。


「カレーと、ハンバーグに、まあ、あとは、軽い目でいいや」


夕食後、土産物を買い、再び部屋に戻って、一服した。


8時過ぎに、また展望デッキに向かうと、ライトアップされた明石海峡大橋が見えてきた。

そして、船は明石海峡大橋の下をくぐり抜け瀬戸内海へと入って行った。


船内では、夕食を摂る人や、ゲームコーナーでゲームをする若者、ラウンジでで寛ぐ人等がほとんどだった。


再び部屋に戻ると、ホテルの一室の様だったが唯一、エンジン音やかすかな揺れを感じたので、船内に居る事が伺えた。


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