第3話 夢から目覚めて
3-1 一夜明けて
翌日、芳江は当然の如く、ベッドの中で覚ました。外は曇っているようであり、何となく、部屋の中は暗い。時計を見ると、午前8時半であった。部屋が暗いのは、北国の冬ともなれば、当然の事でもあろう。
芳江は良く眠れたようである。―変な夢―を見ることもなく、目覚めもすっきりしている。
「さてと」
そう言って、ベッドから上半身を起こし、伸びをした。
芳江にとって、モスクワに来てからが、一番よく眠れるようになった生活になった気がする。それまでは、小作人として貧しい家族、山村家、篠原家、そして、外郭要塞と、半ば、プライバシーのない生活の中に置かれ、常に緊張を強いられてきたからであろう。
「プライバシーのない生活の中」
と言えば、零戦製造工場の時も例外ではない。亜紀子の家族の「三田商店」についての話を聞いたのも、工場の寮内での数人ごとの相部屋でのことであった。彼女等もまた、
「銃後を守る存在」
として、軍隊的に組織化された存在であったと言っても良かった。大日本帝国という巨大な歯車の中の小さな部品としての具体的な姿であったと言っても良かった。
しかし、とりあえず、今は、芳江は自分の中のプライバシーを確保できてはいた。それは同時に、ここ数か月、自分以外に誰もいない朝を毎日、迎えていたということでもあった。人類社会の最北端的地方と言うべき緯度の場所にまでも来たことと、それまでの緊張がほどけたせいか、2週間ほど前には少々、風邪をひき、発熱もあったものの、それも既に回復していた。
この新居に入ったばかりの頃、こんな豪華な部屋に住めること自体、芳江にとって、まるで信じられないような話であった。そのことは、換言すれば、夢のような話でもあった。
「運命」
のもつれが与えてくれたおとぎ話のようなもの、と言っても良かったかもしれない。
しかし、数か月が経った現在、芳江は、新たな現実を見るべき立場に置かれていた。
「ソ連」
というそれまでの
「大日本帝国」
体制にかわる体制の中に暮らさなければならない、という現実にである。そのためにはまず、女学校中退で、「頭の悪い」芳江と言えども、ロシア語をさらに理解しなければならないのであった。
このマンションを与えられた時、案内役だった将校が言った。
「同志中尉、これから、貴女は、おそらく、従事してもらうことになるかと思います。後日、お呼びがかかるでしょうけど、それまでにできるだけ、ロシア語を解するようにされてください」
そして、日本語の解説のついたロシア語テキストを彼女に手渡したのであった。
芳江は、リビングの傍らのテーブル上にあったロシア語のテキストを手に取り、ロシア語の勉強を始めた。
昨日の自由市場での買い物と言ったことにあるように、日常の生活は、すべてロシア語で済ませなければならない強制的なロシア語の世界である。日常会話等はすでに一定程度、理解でき、又、使用できるようになっていた芳江であった。
そして、同じく昨日も見たように、ソ連邦にはさまざまな民族がいる。中央アジア出身、あるいは、シベリア系諸民族と日本人は、顔立ちや体格が似ているところもある。
そもそも、所謂
「よそ者」
であっても、何かしら、ソ連は、それなりに溶け込みやすい社会なのかもしれない。その意味では、ソ連邦に編入されたことは、かえって、それなりに良かったのかもしれない。
「どこかへ流れていきます」
を実現できなくても、日本とは比較にならない国土の巨大さも相まって、それなりに、ある種の
「根無し草」
的な生活も許されるのかもしれない。
そして、他方で、元・日本人の芳江は、日本語がネィティブなので、対日謀略には最適の人物なのであろう。これからの生活ににおいては、芳江という同一人物の中に、
「根無し草」
と、これまでと同じく巨大な歯車の一部たる
「謀略将校」
という2つの相反する生き方が同居することになるようであった。
芳江は、2時間ほど経過し、ロシア語を勉強が、一段落つくと、昨日同様、コーヒーを淹れ、飲んだ。
言うまでもなく、相変わらず、1人の世界である。1人でいると、自身の活動を妨げるものは何もないのと同時に、何もないからこそ、自身の世界に入り込み、自分自身について、色々と思うものである。
心中にて、芳江はつぶやいた。
「私が、対日謀略将校となったら・・・・・・」
芳江は続けた。
「歯車に翻弄されるより、する側になるのかな」
それは、換言すれば、巨大な歯車に振り回される側から、一定程度、脱出し得るということでもあろう。そして、謀略に従事すれば、かつての祖国・日本の人々を自身で踏みつぶす可能性も、当然の如く存在している。
しかし、芳江には、いつの間にか、怒りの感情が心中に湧き、自然とその表情は怒りのそれになっていた。現在、かつてない良い生活を享受したことによって、過去との違いが鮮明になったことで、過去に受けた仕打ちがより鮮明に怒りを増幅させたのかもしれない。
スケベ顔丸出しの厚顔無恥の男・山村太造、篠原家での「ヨシエ!ヨシエ!」の罵声をはじめとする屈辱的扱い、それ以前にも、零戦製造工場での経験や外郭要塞での経験といった、ある種の大日本帝国からの仕打ちに対する具体的怒りがあった。
祖国・日本は、芳江にとって殆ど何も良いものを与えなかった。むしろ、芳江の人生をおかしくさせる一方だったと言っても良かった。
自身の怒りの感情に耽溺していた芳江ではあったものの、先の時計を見ると、12時近くになっていた。ロシア語の勉強が一段落したのが、午前11時半頃である。30分前後或いは、それ以上も、自身の怒りに耽溺していたようであった。
芳江は、傍らの飲みかけのコーヒーは既に、冷めかけており、当然の如く、淹れたての新鮮さはなく、何かまずい。まずいコーヒーの味によって、芳江は耽溺していた世界から、ロシア語を勉強していた、或いはせねんばならないという現実の世界に改めて、引き戻されたようであった。
「今日のロシア語の学習はこれまでにしましょう」
過去の現実とはいえ、それが作り出した架空の世界が、芳江を疲れさせていた。架空の世界が、今現在の現実の世界を蝕み、必要なはずの活動の効率を悪化させていた。
せっかく、良き状態で目覚めたはずなのに、今日1日が悪しき方向へと向かってしまっていた。
ロシア語のテキストを片付け、気分を落ち着かせようと、芳江はさらにコーヒーを淹れた。芳江は、日本時代には口にできなかったコーヒーについて、その当初の新鮮さを乗り越え、その味になじみ、コーヒーが好物になったようであった。
コーヒーを再び口にしていると、そこに玄関の呼び鈴が鳴った。
架空の世界の余韻がなお冷めやらぬ芳江ではあったものの、芳江は玄関に向かった。
3-2 かの将校
戸を開けてみると、そこには、数か月前、芳江にこの住まいを紹介し、ロシア語テキストを渡した将校がいた。
「お久しぶりです、同志中尉。住み心地はいかがですか」
「ええ、とても良いです」
芳江は、先程迄、
「怒りの世界」
というべきものに耽溺していたにもかかわらず、笑顔で答えた。
零戦製造工場、満蒙国境等での経験からの、表情を悟られないようにするという用心深さのせいだろうか、それとも、その将校がとりあえず笑顔だったからだろうか。
将校は言った。
「同志中尉、これから私に同行して、ルビヤンカまで来れますか?既に車を待たせてあります」
ルビヤンカとは、KGBの俗称の事である。ルビヤンカ広場には、KGB(国家公安委員会)本部があり、建物正面には十月革命時のチェーカー(反革命及びサボタージュ取締り非常委員会)長官・フェリックス=ジェルジンスキーの銅像がある。芳江もその存在だけは知っていた。
「KGB本部。仕事の紹介等であればよいが、まさか、粛清等では・・・・・」
そう思いつつも、どこにも逃れられない芳江である。ここは、将校に従い、その内容を確認するため、同行するしかなかった。
芳江は嘘をつかれるかもしれないとは思いつつも、思い切って、聞いてみた。
「何の御用かしら?」
「仕事の紹介と任官です。数か月前、この家を案内した時、対日謀略の事を言いましたよね」
「分かりました」
なおも、粛清の可能性も無きにしも非ず、ではあるものの、芳江は支度をして、将校に同行し、マンション1階に停めてあった黒塗りの公用車の後部座席に乗り込んだ。
芳江等の乗車を確認すると、運転手はエンジンをかけ、公用車は表通りに出た。
走っている車の車窓から、外を見ていると、やはり、スターリンの肖像画が多く、それが目に入る市内の風景である。しかし、モスクワに暮らしだして数か月たった現在、それは芳江にとっても慣れた日常の風景になっていた。
それより、芳江にとって怖いのは、自身にふりかかる粛清の恐怖であった。このことは、大連で赤軍(ソ連軍)中尉に任官した時の経験もあり、芳江自身が実感せざるをえないことであった。
「粛清」
この言葉は日本にいた時、新聞記事等で、何回か、既に目にしていた言葉であった。物資統制の中、新聞のページ数もかなり減少していた。
それでも、こうした記事が掲載されていたのは、日本政府としては、マスコミ報道を通して、反ソ宣伝に利用したいという思惑があったからなのであろう。
藤倉妙子に、その書簡の中で
「どこかに流れていきます」
と書きながら、半ば、自分の意志ではない巨大な歯車の下、モスクワへとたどり着いた芳江である。過去最高の良い暮らしも、
「粛清」
この一言の前には、それこそ、夢幻として霧消してしまうであろう。
走る公用車の中で、改めて、自身の意志を抑え込む巨大な歯車の下に自身がいることを自覚せざるを得ない芳江であった。大連でアナスタシアと面会した時にように、思いもよらない結果が待ち受けているかもしれないのである。
そのため、芳江は何かしら、心臓が強く脈打っていた。勿論、今更、どこにも逃げられない。この点も大連の時と一緒である。というより、完全にソ連体制の中に入っているので、大連の時以上に厳しい状況が待っているのかもしれなかった。
芳江を乗せた公用車は、1時間ほどして、ルビヤンカ広場に到着した。
芳江は、彼女を連れた先の将校の案内で、KGB本部に入った。これまで、KGB本部を外から見ることのあった芳江ではあったものの、中に入るのは無論初めてである。
ある部屋の前まで来て、将校はその部屋の扉をノックした。中から、ロシア語で
「・・・・・ヨシエ・・・・・」
と女性の声がした。何かしら、どこかで聞いたことのあったような声である。声は改めて、日本語で
「芳江、来たの?」
になった。アナスタシアの声であった。声を確認した将校は扉を開くと、芳江を中に入れた。アナスタシアとの久しぶりの再会である。
「いらっしゃい、よく来たわね」
大連の時と同じ挨拶であった。
芳江はアナスタシアにすすめられる前に、
「かけて良いのかしら」
と問い、アナスタシアの同意を確認すると、遠慮なくアナスタシアの正面にデスクを挟んで向き合って椅子に座わる形となった。粛清の可能性もあるとはいえ、今更、ジタバタできないのである。又、大連以来の一連の経験で、少しは度胸もついたのかもしれなかった。
「大連の時と同じになったわね」
アナスタシアの台詞は意図してか、偶然かは定かではないものの、大連の事務所で面談した時の台詞
「黒龍丸の時と同じになったわね」
の
「黒龍丸」
が
「大連」
に入れ替わったことを除けば、これまた、大連の時と同じ台詞となった。何かしら、友人に語りかける時の台詞のようである。アナスタシアとしては、芳江の緊張をほぐそうとしているのだろうか。そうだとすれば、なかなか、相手の心理を読むのに長けた女性である。
あるいは、アナスタシアとて、ソ連体制の一員であり、
「粛清」
という言葉の重みを理解している存在である。ルビヤンカに呼ばれれば、相手も緊張するであろうことを経験則として了解しているのかもしれない。
そんなことを思いつつも、
「何の御用かしら?」
と、今回は芳江の方から話の口火を切った。何が待っているのかをジリジリと待つのは、芳江にとっても心中に重い重石がかかっているようなものだった。
3-3 少佐任官
芳江を前に、アナスタシアは続けた。
「モスクワでの生活には慣れたかしら?」
「ええ、本当に寒いけど、30年以上、生きて来て、一番、良い生活ね」
「それは良かった」
アナスタシアは、KGB将校というよりは、引き続き、同性の友人のように、芳江に接した。
芳江は内心、
「う~む、この態度の裏には何があるのかな?」
と思いつつも、なるべく、自身の表情を―少なくとも、彼女の主観では―出さないようにしていた。
無論、正面に座っているアナスタシアも謀略将校であり、自身の内心を出すまいとしてるのかもしれない。そうだとしたら、芳江にはアナスタシアの内心は分からないのである。
アナスタシアが、要件の内容を口にした。
「貴女を軍からKGBに移籍し、KGB将校に任官します」
少なくとも粛清ではないことは明らかになった。瞬間的に芳江の心中にあった重石ははずれた。
芳江は表情が少しく笑顔になったようであった。
アナスタシアは、芳江の表情が少しく笑顔になったのを見て、微笑しつつ言った。
「貴女もソ連体制に慣れて、ソ連邦の一員になったようね」
その通りだった。かつての祖国・日本を棄てた以上、ソ連に見限られたら、芳江には身の置き所がなくなってしまう。地下鉄での
「根無し草」
生活も、体制に支えられてこそのものである。
以前の
「どこかに流れていきます」
は既に、芳江の中では、日本同様、棄てられたものであった。
アナスタシアが続けた。
「私ね、階級は中佐のままだけど、少し、給与が上がった。例の橋田を殺すことで、満州里に親ソ政権を建て、中国共産党に政権をとらせる作戦を成功させた貴女のおかげよ」
芳江も、友人のような態度で言った。
「おめでとう、あ、いや、おめでとうございます」
相手がやはり、上官だからか、芳江は表現を改めた。
「ありがとう、で、貴女も昇格するのよ」
「え?」
粛清でない上に、昇格?予想外の展開である。芳江は内心、粛清でなくありさえすれば、つまり、30年強の人生で最高とも言うべき、現在の生活が守られれば、それで良いと考えていたのである。
「来年、そう、1956年1月付で、貴女の階級は少佐になります」
中尉から少佐ともなれば、2階級の特進である。今まで、一度も味わったことのない大出世といっても良かった。何が何だか、分からず、却って、芳江は混乱し、それ故、芳江は椅子の上で、身体が小刻みに震えているようだった。
その様子を見て、アナスタシアは言った。
「いつぞやも言ったように、貴女、祖国・日本を棄てたって」
そして、半ば、先の言葉を繰り返した。
「ソ連邦の一員よね」
如何にも、その通りであった。
アナスタシアは、1冊のパスポートを机上に出した。表紙には
「CCCP」(ソビエト社会主義共和国連邦)
とある。アナスタシアは、芳江に、中を開くよう促した。
1ページ目には芳江の顔写真があり、
「ヨシエ クラモト」
たあった。芳江が、正式にソ連邦の一員となったことを証明する書類である。芳江にとっては正式に身の置き所が証明された瞬間であり、芳江は安心感からか、笑顔になった。そして、同時に、これ以降、芳江は
・倉本芳江
ではなく、
・ヨシエ=クラモト
となったのである。
その表情を見つつも、アナスタシアは、釘を刺した。
「但しね、もう貴女は、ソ連邦の一員になった以上、裏切りは許されない。貴女の今の豊かな生活もこの体制と共にあるの」
アナスタシアは普通の口調で言ったつもりだった。しかし、ヨシエにとっては、既に分
かっていることではあるものの、改めて、
「現在の豊かな生活という喜びを支えているものは何か?」
という自身の置かれた状況を確認させる本質的指摘であり、鋭い口調として響いた。
「裏切ったら、どうなるか分かっているわね?貴女も既に謀略将校よ、説明しなくても分かるわね?」
この言葉については、アナスタシアも鋭い口調を持たせた。
勿論、ヨシエも了解済である。ヨシエは自身のためにも、ソ連を裏切れない立場になっているのである。そうでなくても、満州国軍将校・橋田至誠を殺害したことによって、アナスタシアとの会話の内容は、既に規定事実になっていた。
今日、その既定事実が、改めて、制度として、正式なものになったのである。
・ヨシエの幸福=ソ連体制
の恒等式が名実ともに完成した瞬間であった。
アナスタシアが改めて言った。
「同志クラモト少佐」
「はい、同志中佐」
「来年1月から早速、KGBや軍の将校等を育成するKGBの学校等で、まずは貴女には、日本語教師の地位に就いてもらいます。元・日本人だから、貴女は、日本語教師として最適なのよ」
アナスタシアの言った
「元・日本人」
の
「元」
という言葉が、改めて、ヨシエに棄国の事実を知らしめた。自ら、意を決して、
「『元』祖国・日本」
を棄てた以上、ヨシエはその言葉に、しかし、然程、違和感を抱くものでもなかった。
アナスタシアは続けた。
「その後、対日謀略作戦に従事してもらうことになるでしょうけど、その時はその時で、直属の上官等から、指示があるでしょう」
さらに、アナスタシアはヨシエに注意を促した。
「それと、モスクワ市内の大日本帝国大使館等の近くを通る時等は注意して。勿論、当方も日本大使館の館員の動きには注意はしているけど、この件での上司などからの指摘等にもしっかり注意して」
「了解です、同志中佐」
「あと、この封筒を持って帰ってちょうだい。今後の事が書いてあります」
アナスタシアはA4サイズの一枚の少々、厚く膨らんだ封筒をヨシエに手渡すと、
「今日は、これで解散」
と言って、自身の椅子から立ち上がった。ヨシエも起立し、扉の方に向かった。
帰り際、
「期待しているわよ、同志少佐」
というアナスタシアの声にこたえて、
「はい、これから、宜しくお願いします、同志中佐」
と、大連の時とはことなり、力のこもった敬礼で返答した。
帰路は、ヨシエは公用車ではなく、いつものように、地下鉄にて帰宅の途についた。
地下鉄は、文字通り、地下を走っているので、日本大使館員前を通る必要はない。その意味では、接触を避け得る交通手段とも思えたものの、
「敵」
はどこにでもいるのだろう。ヨシエは、これから、物理的に地上だろうと、地下だろうと、ある種の
「地下活動」
に従事せねばならない存在になっていた。
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