浜辺に着いて

白い砂浜が広がっていた。波が寄せては返す音が聞こえる。波打ち際に行って靴を脱ぎ足を海につけた。海水の冷たさと、砂の感触が心地いい。海の水は透明で海底がくっきりと見えた。お魚はいないみたい。バシャバシャと波と遊んでいたが、少し疲れたので休憩することにした。

「えっと、砂浜に敷物を引いて、日陰が欲しい」と言うと、敷物と、影を作るためか木が生えた。私は敷物に座り、持ってきたおにぎりを食べ水筒の水を飲んだ。

チチチ、小鳥が手に止まる。「小鳥さんお腹すいたの?」と言うとうなずくようなしぐさ。「えっと、小鳥さんにご飯と、お水を出して!」と言うと小さな皿に穀物が、少し大きくて深い皿に水が出てきた。小鳥は嬉しそうに穀物を食べ水を飲むとその水で水浴びを始めた。

私は「リンゴが欲しい」と言ってリンゴを出し、丸かじりした。小鳥が私の肩に乗って、チチチと鳴く、「え、リンゴ欲しいの?」小鳥がうなずいたので、私は一口リンゴをかじり、小鳥用の皿の上に置いた。小鳥は嬉しそうについばみ始めた。

お腹もいっぱいになり、私は敷物の上に寝転んで、空を見つめた。空は真っ青、白い雲が浮かぶ。波の音と、心地よい風。いつの間にか私は眠り込んでしまった。

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