三日目、海へ

今日は早めに起きた。朝食を済ませて、出掛ける準備をする。

「長そでシャツに、長ズボン、スニーカー、それとキャップ」と言ってベットの上に出して着替えた。下に降りて、「リュック、タオル、水筒、おにぎり」と言って出てきたものをリュックに詰めた。

「後は、道案内だけど・・・」外に出て、「浜辺に行きたいの、だれか道案内をして!」と叫ぶと、チチチと小鳥が飛んできた。「小鳥さん案内してくれるの?」小鳥は肩に止まってうなずくような仕草をした。「よろしくお願いします!」と言うと小鳥は飛び立ち、坂を降り始めた。よく見ると丘に道が出来ている。ゆっくりと周囲の景色を見ながら歩いて行った。小鳥は少し前を飛んで行く。

途中で旋回したので、「どうしたの?」と追いつくとベンチがあった。「少し休めってこと?」と小鳥に言うとうなずくような仕草。私はベンチに座り、リュックから水筒を出して水を飲んだ。周りを見回すと、ちょうど丘の中間ぐらいの高さのようで、海が近く、丘の上から見るのとはかなり違って見えた。しばらくすると小鳥が飛び始めたので立ち上がって歩き出し、しばらく下ると浜辺に出た。

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