第74話 バレエフェスティバル プログラム
バレエフェスティバル プログラム
Aプログラム
七月十五日(木) 七月十六日(金)
1『海賊』
2『シルヴィア』
アンナ・マリコーワ アンドレイ・サルコフ
3『パリの炎』
アニエス・ルエル ローラン・ディディエ
4『ジゼル』
マリア・テレホワ ウラジミール・ワレリエフ
5『グラン・パ・クラシック』
6『瀕死の白鳥』
エレナ・コルポワ
7『ロミオとジュリエット』
◇◇◇◇◇◇
8『マノン』
9『ラ・フィユ・マル・ガルデ』
マリア・テレホワ ウラジミール・ワレリエフ
10『白鳥の湖』
11『コッペリア』
ハンナ・クラフト エルネスト・ルデンバーグ
12『ライモンダ』
13『火の鳥』
アニエス・ルエル ローラン・ディディエ
◇◇◇◇◇◇
14グランド・フィナーレ
全出演者
◇◇◇◇◇◇
Bプログラム
七月十七日(土) 七月十八日(日)
1『眠れる森の美女』
久宝すみれ マニュエル・ラクロワ
2『火の鳥』パ・ド・ドゥ
アニエス・ルエル ローラン・ディディエ
3『瀕死の白鳥』
エレナ・コルポワ
4『エスメラルダ』
京野美織 久宝優一
5『ラ・シルフィード』
ハンナ・クラフト エルネスト・ルデンバーグ
6『シルヴィア』
アンナ・マリコーワ アンドレイ・サルコフ
7『ロミオとジュリエット』
九条古都 デイビッド・ロレンス
◇◇◇◇◇◇
8『ラ・フィユ・マル・ガルデ』
マリア・テレホワ ウラジミール・ワレリエフ
9『白鳥の湖』
九条古都 デイビッド・ロレンス
10『タリスマン』
エレナ・コルポワ イーゴリ―・ミルコスキー
11『マノン』
久宝すみれ マニュエル・ラクロワ
12『ドン・キホーテ』
アニエス・ルエル ローラン・ディディエ
13『くるみ割り人形』
京野美織 久宝優一
◇◇◇◇◇◇
14グランド・フィナーレ
全出演者
◇◇◇◇◇◇
バレエフェスティバルのプログラム……
それは教室のスタッフ、生徒やお母さんたちの目には別世界のもので書店に並んでいるバレエ雑誌と同じようなものだった。同じ教室にいる
こんなものが普通に自分の家に送られてきて、内容に間違いがないか確認してくれとくる。パンフレットには出演者がそれぞれ一ページずつ使われて紹介されている。
美織と優一のページもそれぞれ一ページずつ大きな写真が掲載され経歴が書かれている。出演者は全員世界のバレエ団のトップダンサーばかりだ。
二人の経歴の最後に花村バレエ研究所所属と書かれていた。これに真理子やあやめ、スタッフばかりでなく生徒や生徒のお母さんたちも驚いた。
このパンフレットは国内バレエ関係者ばかりか世界中のバレエ関係者が見ることになる。
さらに、このパンフレットを見て驚いたことには、美織と優一だけではない、
よく考えれば、つい最近まで世界の頂点で活躍していたプリマだ。しかし、先月ここで一緒に踊っていたことを思えば、皆、何か誇らしく嬉しい気持ちになれた。
美織と優一の二人は明後日出発する。
明日はいよいよ花村バレエでの最後の練習だ。本番通り衣装を着けて練習するという。
二人からスタッフや協力してくれた生徒や見学席に来てくれているお母さんたちみんなへの感謝も込めて、明日の練習はビデオ撮影、写真撮影もしてもらってもいいという。
実はここまで二人の練習については、花村バレエのスタッフから生徒やお母さんたちに対して撮影禁止と言い渡されていた。
これは美織と優一が言ったわけではなく、練習の妨げになってはいけないとの思いから、花村バレエのスタッフが禁止していたものだった。
明日、十時から……その連絡は花村バレエの生徒、生徒の家族まで全員に連絡が回った。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます