未来への希望

落ち着いていて、余裕があって、穏やかで、でもユーモアのある大人になりたかった


私はそんな大人になれなかった

落ち着きなんてなくて、いつも慌ただしくて、感情的で、センスの欠けらも無かった


ないものねだりの人生

私が持っているものの中の何かを持っていない誰かは私を羨むんだろうか

こんな私を羨ましいと思うのだろうか




憧れだった先輩は今、小説家として生きているらしい

先輩の綴る文章の綺麗さも私にはないものだ


もしも先輩のような人になれたら、なんて考えるけれどその日は一生来ない

慌ただしくて忙しないのに、どこか欠けていてどこか寂しいのが私の人生だから


そんな人生でも私は幸せだと思える日が来ると信じている

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