私の存在証明

言葉を書き連ねて 書き連ねて 書き連ねて

でもその行為には何の意味もない

ただの文字の羅列にすぎない

どうしたら意味を見いだせるのだろう

どうしたらそこに価値を見いだせるのだろう

足りない。何かが足りない。


もがいて あがいて 何かしら形にしたくて

誰かに見て欲しくて 認めて欲しくて

拙くてぐちゃぐちゃで綺麗じゃないけど、今の私にしか分からない世界があるはずだから

誰でもいい そこに価値を見いだしてもらえるのを待っている


ずっとずっとずっと 何年もここで、誰かに見つけてもらえる日を 光が差し込む日を夢見て必死にこうして言葉を並べている

文字で 言葉で 叫んでいる

足りないなら足りないなりに叫び続けることが私の存在証明だから

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る