第183話 オーリン攻略開始
さて、まずは先攻の騎士団2つは、何処の砦も街も攻略しないで王城を目指す。
俺たち後攻は砦や街を攻略しつつ追いつく手筈だ。
「先攻の騎士団の人達食糧は大丈夫かしら?」
「背負い袋に2・3日分の食糧を担いでいますから大丈夫だよ!」
「背後から襲われないかしら、敵陣のど真ん中ですよね」
「何かここは共和国制だから王は居るが、領地は別々みたいだぞ」
「ならウチやユーナの国と同じだな、頭を潰してもウチは違うから従わないとかね」
オリビアが言ってくる。
「なら地図を持って来てくれ」
ペニンの兵士がオーリンの地図を持って来る。
「王城の周りを、各領が輪になっている?、もしかして王の周りを輪で囲む[王と輪具、オートリング約してオーリン]それでオーリンかよ、絶対日本人居たよな」
「旦那様が何を言っているのか分かりませんが、ただ昔から言っている国名です」
「よし帝国の兵士に伝令を頼む、帝国の兵士も侵攻してくれと」
何人かついて来た帝国のバイク部隊の一部が、帝国との国境に走る。
「なら俺達は目の前の砦をまず撃破しよう、ペニンの兵よ降伏を呼びかけて来てくれ!」
5人程が砦に向かって走り出す。
「オリビア、傘の準備をしてね」
「はーい旦那様受け取りました、ありがとうございます」
「いつもいつも、オリビアばっかしずるいです。たまには私にもやらせて下さい」
横からオーロラが不満を可愛く言ってくる。
「なら私も変わってよ」
マールも言って来て、オリビアの傘を奪おうとする。
「傘なら鶴達忍者の出番です」
忍者三人娘娘も傘を奪おうとする。
「おいおい危ないからさ、一つづつ渡すよ」
マールや鶴達に渡すと残りの奧さん達も、手を出して来たので渡してあげる。
「これが、あの兵器ですね」
「終わった後の快感がすごいと言う!」
「お前達言っとく、攻撃命令は俺が言うまで待っていろよ」
砦の方で声がする、砦を見ると矢がペニン兵に降り注いている。
「打って打って、砦に打って」
「「「「「「はーい」」」」」」
「あゝ待てよ、1人づつだよ」
俺の言葉より早く、みんな傘を振った。
ドドーンガシャガシャ、相手の砦が粉々になる。背後で見ていたペニン兵が皆腰を抜かして、驚愕の目で俺達を見ている。
「ごめんやりすぎたよ、テヘィ」
そして降伏を言いに言った自転車部隊が帰って来る。
「王様危うく巻き添いで死ぬところでしたよ、この自転車で必死に漕いで抜け出せました」
「ごめんごめん、慌てて撃ってしまったよ、君達が死ななくて安心したよ」
さて砦を見ると白旗が上がっている。降伏みたいだ。
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