第182話 3カ国の騎士団

さて、2日後に俺達は、ペニンとオーリンの国境に辿り着く。


野営をしていると、いろんな所から伝令が飛んで来る。


「何何、みんな血気盛んなので、早く開戦してくれか?」


「旦那様はどうお考えで?」


「メリッサに聞くが、敵は王子とその親の女王だけだな?」


「はい、自分が統一する者と吹聴して、私を亡き者にしようとしました」


「ならいつも通りに、一直線でオーリン城を目指す! バイク部隊は先行でオーリン城を包囲しろ、自転車部隊と騎馬、馬車部隊は遅れずついて来い」


「「「「「「「「「ウォー」」」」」」」」」


まあみんな元気が良いね、待たせすぎたしな!


そして翌日、いつもの様に注入して朝飯を食べる。ただ何故か炊き出しになってしまう。


「おーい騎士団長達兵士をキチンと管理しろ、俺は飯炊じゃ無いよ」


「まぁまぁ王よ、折角の侵攻初日です、兵に栄養を付けてあげてくださいね」


現在ユーグラン騎士団長が、お椀を持って声をかけて来る。


「ならお前達の腕とフォークはさ、何なんだよ!」


「フフフ我らも王に忠誠を誓うための儀式です」


ニホンエン王国騎士団長が、お椀を持って来る。


「言ったよコイツ、なら最前線に行けよ!」


「はい我ら騎士団バイク部隊は、最短で敵王城を目指します」


「そうです敵王城を包囲して、王の到着をお待ちしています」


2人の騎士団長は、笑いながらお椀を出す。


「それでは、お代わり」


「私もお代わりお願いします」


俺は肉汁をお椀に盛りながら。


の後は出陣しますだろーよ」


すると2人は声を揃えて。


「「ええこれを食べたら出発します」」


少しして出発の時間になる。


「では改めて行ってまいります」


「私も行きます、どちらが先にペニンの王城に着くか競争ですね」


2つの騎士団が出ていく、そして見慣れない貴族が近づいて来る。


「初めまして元ペニンの貴族で、ペニン騎士団を任されているイイチロウです、

王に会えて大変嬉しく思ってます、我らに司令をお願いします」


「イイチロウ殿か、よろしく頼む。さて自転車かバイクは運転出来るか?」


「ええと自転車をみんな習いましたが、現物が有りません」


「何人いる?」


「3000名です」


「なら3人1組で1000台を預ける、そして馬や馬車が空くよな、その分を食糧運搬してくれ!」


「はい、では何処に行けば自転車を配給されますか?」


「俺の前に全員並べ、3人事に一台を預ける」


俺の前に3000名が並ぶ、3人に一台を預けて配給終了。


「イイチロウ殿はこれで後ろから、騎士団を連れてついて来い」


イイチロウには、バイクを貸してあげる。


そして1時間後、バイクを操るイイチロウ。


「王様これはすごい物ですね、彼の国の騎士団長が自慢するわけです」


そしてペニンの騎士団も出発の準備が出来て、我々と一緒に侵攻して行く。







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