第180話 ペニンの宰相どうしよう

あのババァは、結局は俺に丸投げかい! 王座の間に嫁を集めて会議中だ。


「旦那様どうしますか、此処を放置して戦争に行っても、誰かが謀反を起こされたら、統一が遅れますが」


「それならエイルのお祖母様か、マールのお母さんでも連れてくれば良かったよ」


「旦那様、1人だけ計算の早い女性を知ってますよ、ねぇマール」


「ダメよアイツは、計算の早いじゃ無くて、計算高いヤツだしさ!」


「でもあの子は王城でもアルバイトで宰相補佐してたし、ここなら宰相をやらしても大丈夫そうだけどね」


「私が嫌なのよ、私に赤ちゃんがまだ出来てないと分かったらさ、交代ていって来るわよ、[お姉ちゃん交代よ私の番]て絶対言うもんね」


「そんな事は・・・・・・言うわね、私も言われそう[あら王女様はまだお子さんは]てね」


どうやら知っている者は、マールの関係者らしい、どうしようかな。


「そうだ執事総長なんてどうよ!」


「あの人はメアリーをそのまま追いかけて来て、仕事しなそうよ」


「チリルのお父様はどう、息子さんに任せてさ」


「兄はまだまだですね」


「そうだオーロラの兄は宰相だろ、呼べないかな?」


「母親が帝国から帰れば大丈夫ですが、おそらく帰りませんよ、姑会議とか言ってね」


「ならお前達の呼びたくないヤツと言う者を呼ぶしか無いよな! 遅れれば又エイルの剣が、おれの首筋に突きに来るからな」


「もう仕方ないわね呼んで来ますよ、妹をね」


「へぇマールの妹なのね」フフフ


「旦那様、決して顔は同じでも性格と心は違いますからね、騙されないで下さい」


「まあ見て面接しよう、どうやって読んでくる」


「私が手紙を書きます、それを帝国の兵に配達してもらいましょう」


そして手紙を持った兵士が10人を、ユーグランに派遣する。


「まあ2、3日で戻ってくるだろ〜。のんびりと待とう」


エイル達にも手紙を送る。マールの妹を採用するが、苦情は受け付けないとね!


そして3日後、マールに似ている女性が、俺たちの前に現れる。


「初めまして、そこに居るマールの妹ルールです、以後お見知り置きを」ぺこり。


「あゝ初めまして、マールの夫でマーサー王国の王のマーサーです」


「それでここに呼ばれた理由を、お教え下さい」


「あれ?マール教えてないの」


「教えたら来ない可能性が有りますので、教えてませんよ」


「マール、何か秘密でもあるの?」


「お姉ちゃんと言いなさい、貴女の方が後なんだからね!」


「そんなのは、先に受胎したのは私だから奥で、最後に受胎したのが貴女よ、だから貴女が後なので妹よ」


「まあまあ待てよ、とにかく説明する、ここの宰相をやって欲しくて呼んだんだ、もし良ければ受けて欲しいと思う」


「報酬は何かしら、それと現在の状況は如何なのかしらね!」


「報酬は何が欲しいかな、それと現場は守りの騎士団は居ないし、文官は10名ほどだ」


「報酬の話は最後で良いですが、使える者が10名ですか?」


「足らないなら増やして良いからね、それと謀反を起こす奴は排除しているから、危険は無いと思うよ」


「では、私の方である程度は、国の方針を進めて良いんですね」


「あゝこの元ペニンの国なら良い様にやってくれ、正し最後は1つの国で運用するから、ニホンエン王国の1地方の行政府となる事は覚えておいてくれ!」


「分かりました、報酬は統一したのちに貰います、それでもよろしいですか?」


「ああ、認め「無いわよ、ルール欲しいものは今すぐに言いなさい、旦那様もカラ手形は駄目よ、特に何も書いてないのはね」


「チィ、ダメだったか」


「マールが気づかなくても、私が気づくわよルール」


「オーロラ様までいるんじゃ、騙せませんね」


やっぱりマールの血縁は、油断ならないな!







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