第175話 ドレスは姑を虜にする

さて朝は何処から来るか知らないが、また日が上る。

流石に昨晩は、新しい衣装でコスプレ大会だった。


風呂に入って朝食食べて、大広間に行く。


「マーサー待っていたぞ、さあ続きをしよう!」


部屋を見渡すと、姑達は思い思いのコスプレをしている。


「どう婿様、私達は若返った」


「娘達より似合うでしょ!」


俺は無言を貫いて、新たな物を出す。


まずロングドレス、白赤青緑黄金銀黒茶、最後は紅白の10色。


「おお凄い、これはデザインも若干違うな」


「肌触りがすごく良い」


「ワンピースでは無く上下分離してリボンで隠す使用か? なら組み合わせで色々出来るな」


「鑑定、サイズ自動調整と全身絶対防御付きです、白赤金は貴賓が上がるです」


「銀と青は威圧上昇、赤も付いてます」


「黄色と緑色は可愛さアップですね」


「マリルとメリルに着せようかな」


「全ての服に殿方の好感度がアップとあります」


「これを上と下を変えて着てみて効果はどう成るのじゃ?」


「はーい私着ますね、上赤で下は緑よ」


「その配色はおかしく無いかい」


「良いんですよ、着ますね」


マールは着替える、周りが女性だけなので羞恥心が無い。


「はいこれどうですか」


その瞬間威圧と可愛さの押し売りが俺に注ぐ。


「マール可愛いが、威圧はやめろ正直に言えなく成る」


「正直て、可愛く無いって事なの旦那様!」


「だから心から可愛いと思っている、威圧がなくてもな」


「うぅ嬉しい、旦那様夜サービスするね」


「オホン、残りの色はどうじゃ?」


「茶色は殿方の好感度が上がるだけです」


「黒は魔王並みの威圧感となってます」


「妾が着るのが1番じゃ」


「紅白は、博愛の慈悲とあります、白と光魔法を強化するです」


「まだ続きあるわよ、広範囲に白と光魔法を広げられる、正しMPが続く限りです」


「これは伝説の慈愛の聖女の衣装だな」


「こっちがポーリンとメリッサの着るものか!」


「はい着替えます」


「私も着替えます」


2人は紅白のドレスに着替える、何故かロングドレスがミニに?


「サイズ自動調整だが、マーサーの願望が影響するのか?」


「そんな事あるわけ無いよ、なあマール」


「旦那様は私の足は見たく無いのね、死んでしまえ今すぐに」

 

首を絞めてくるマール、俺はどうしてか考える?


「ちょっと離せマール、考えが纏まらん」


「オーロラ、金色を着て、オリビアは上白色で下茶色でお願い」


「「着替えます」」


2人は着替える、するとオーロラのドレスは短く成る。


「オーロラ短くなったよ、オリビアのは変わらないな」


「やはりマーサーお前の地球の願望だな、ドレスの丈が短く成るのは」


「旦那様、茶色は白の効果を無くしてますよ、気品が無くなってます」


「それは不味いな、茶色は封印か、下級の貴族に褒美でやっておくかだな」


「もう一つ実験する、マールの母よ緑色を着てみてくれ」


「はい旦那様目隠しよ、変な願望を出さない様にね」


マールに生乳で胸を塞がれる。


「良いぞ見てみろ」


そこには普通の長さのロングドレスを着たマール母


「あれミニになりませんね?」


「そうじゃの、姑を抱く願望は無しだな」


「やった、完全は浮気発見道具よ」


「そして私達を興味無くなった事が、わかる道具でもあるわよ」


「封印した方が良く無い」


「待て待て嫁達よ、我ら姑は着たいぞなあ皆んな!」


「早々マールちゃん、楽しみ奪わないでよ」


「そうじゃよ、お前達が婿殿に嫌われなく、行動すれば良い事だよ」


「そうだそうだ、ババ達の楽しみを奪わないでよ」


結局姑には勝てずドレスはそのまま世に出る事に。


「リボンも違うし、いろんな着こなしが出来るって楽しみね」


「忘れてた靴の鑑定、えーと全て蹴り技100倍アップですね」


「マールの為のピンヒールだな」


「旦那様何度も言いますが、私以外にも格闘系の人は居ますからね!」


「よし今日はこのドレスの組み合わせを研究するのでここまで、あとは嫁達と好きにしろ、また明日じゃ」


俺はまたベットに連行される。


「又隠してたので、抜きの刑です、今日は長くて楽しみね」


「早々、本当に良く嘘をいえるわよね」


「早く女帝さんみたいに、嘘を見破れる様にならないとね」


まだ昼だが、夜は更けて行く。



















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