第162話 帝国に着いて牢の方達を保釈する

朝だ、スッキリしたので外に出る前に、風呂に入って注入しよう。


注入終わって着替えて外に出る。何人かの兵士が挨拶に来る。


騎士団団長もやって来た。


「王よおはよう御座います」ぺこり。


「何人かに、お湯を沸かさせてスープを作るからね」


ライスでおにぎりを握って中にきんぴらを入れる、これも塩で握ると効果が無くなる。


スープは、牛丼の具を薄めて塩を入れて完成。


「さあ並んでよ、順番に配るからね」


村人も並びにやって来る、この間の弁当箱とお椀を持って。


「あれ隣の建物の人達は何で居ないの? カケールとポーリン見て来て」


隣の建物に入って少ししたら、2人が出て来た。


「旦那様、みなさん何度もお風呂に入って寝不足です、朝ご飯は残して置いて下さいと」


「全く、置いて帝都に行くぞ、お昼までに起きて来いと言っといてくれ」


俺達は朝食を食べ終わり騎士団と今日の工程を確認する。


その1時間後にみんな隣の建物から出て来た。


「おはよう御座います婿殿、今日はすまんかった」


「おはよう御座います婿殿、昨日は楽しすぎた、帝都に帰る邪魔をして悪かった」


「謝罪があったので許す事とします」(姑だもんな)


建物を閉まって出発、バイクは一路帝都に向かう。


途中は何もなく通過して帝都に着く、そのまま帝城に入って行く。


謁見の間で会うのかと思ったらその前の大広間に女帝とアヤがいた。


「だいぶ進軍は大変だったんか?」


「お兄お帰り、お嫁さんは増えてない・・・・・・あれこの人たちは!」


「マーサー随分と女を増やしたな、それにしても若いのやら妾と同じ様な年の者もいるぞ、まあお主の趣味には口を出さんがな」


「お兄この人達とやって来たの? ならお兄を殺すから!」


「待て待てアヤ、話を聞けよ」


「女帝殿、私はポーリンの大公です。本日は孫達のことでお話に来ました」


「初めまして、トーラン王国の元王妃です。私も子供のことでお話に来ました」


2人の姑が挨拶する。


「その後ろはなんなのお兄!」


「2人を護衛する騎士さん達と、此処で捕まって牢屋にいるトーラン王子のお嫁さん達だよ」


「ふーん何もないでしょうね、メアリー姉さん」


「大丈夫よ、それにメアリー姉さんて呼んでくれるのね」


「仕方無いわよ、生まれた順なんだから! 認めないと私の年齢此処では47歳になるんだからさ」


そうか、アヤはあっちで17歳で女帝が30年前に転移して来たから足すと47歳BBAだなプププ。


「なんかやな顔だなぁ」


「アヤ様、教えましょうか、ただ醜い言い方になるかもしれませんが!」


「はい、私も言いたいですが怒られると思いますので」


待てオリビアと鶴よ、言ってはいけない。


「お兄の慌てよう、ふーん聞かせて貴女達に罪はないわよ」


「それでは鶴ちゃんセーノ「「BBA」」です」


「お兄ィ死ね」


俺はその後アヤにバイクで追いかけ回される。


=3=3=3=3=3=3=3=3=3=3


「女帝様我らの子や孫が1人の男に嫁いで行った」


「そうそう、その事でお話があります」


「ならあちらの執務室でお茶でも飲みながら話をしおう。メアリー、牢からこの者達の身内を解放してやれ、その後は国に帰すように」


「はいそれでは解放しますが、ユーグランの元王はどうしますか?」


「そうじゃな?」


「女帝様、私が責任を持ちますので、会わせて下さい」


オーロラが手を挙げる。


「ならソチの考えで解放してくれ」


うちの嫁達とトーランの女官達が牢に行く。


「そち達も牢で見守れ」


「そうそう貴女達も行きなさい、なんならそのままポーリンに戻って政治をしなさいと、ただ息子と同じなら塔の上から晒すと言ってね」


両国の女性騎士達が嫁達の後を追いかけて行く


「それでは執務室で、お話ししましょう」


=3=3=3=3=3=3=3=3=3=3


牢屋では。


「カケール会いたかったよ、釈放してくれる様に女帝様に言ってくれ」


「全くもう、話を拗らせるな、此処に居なければ王国で話は済んだのに」


「何の話しだ? それに後ろにいる女官達は」


「はぁ見た事あるでしよう、宰相と女官4人衆よみんな挨拶」


「マイケール様またお会い出来て嬉しいです」


「「「「私達もです」」」」


「それで何で此処にいるの」


「お母様の条件よ、この人達と結婚して国に帰って政治しろですって!」


「何だよ条件て?」


「保釈する事の条件よ、つべこべ言わずに出て国に戻りなさい、お嫁さんも5人付けたからね!」


「だから何でそうなるんだよ?」


「うるさいとっとと出ろ、そして嫁を連れて国に帰れ、宰相よろしくみんな兄を逃さない様によ、後騎士さん達も一緒に守って帰って、お母様は後で戻すからね」


マイケールは釈放されてトーラン王国に嫁を連れて帰って行く。


「お父様こんにちは」


「おおポーリン、此処からどうにか出してくれ、女帝に交渉してくれ」


「1度しか言いませんお祖母様の言葉です。帰って政治をキチンと行いなさい。もし怠けたなら兄と同じ様に塔の上から晒します」


「何なんだそれは大公殿はどうした、息子は?」


「言ったでしょう1度だけと、此処に死ぬまで居なさい」


「待て待ってくれ、帰る帰って政治をするから、ただ息子はどうなったんだ」


「統一する者にポーリン王国は降りました、兄は負けて塔の上から吊るされ、今頃は荒野の何処かに巻かれているでしょう、それでは貴女達国まで護送してね」


ポーリン元王は、女性騎士と共にポーリン王国に帰って行く。


「お父様、お母様の言葉です。死にそうな嫁を置いて隣国に遊びに行く男は離縁です、戻って来ても奴隷の様に扱き使いますから!」


「お前の姉はどうしたんだ、お母様に裁きを受けてこの世には居ませんよ、お父様の子は私だけです、そして国は無くなりました、統一する者に滅ぼされました」


「ならお前はどうするんだ、行く所は」


「言ったでしょう、統一する者に滅ぼされましたと、残っているのは、王は統一する者、王妃は私オーロラです。お母様は宰相として国で政治してます」


「分かった、元の国に帰る路銀を貸してくれ、帰ってお前の母親に謝る」


「すいません帝国の方、元ユーグランまで馬車を出して下さい」


「ハイハイ、ならバイクの2人乗りですぐお届けして来ます」


元ユーグラ王は国に戻って言った。



















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