第157話 騎士団長と誓いの日
次の日朝から注入して外に出る、朝飯はウドンだ。
又朝から炊き出し状態、騎士も居るが大公やトーランの王や王妃も並んで待っている。
「何でみんなは、並んでいるんだ?」
「まあ美味しい物を食べるチャンスですからね、旦那様が帝国に帰ったら無くなりますしね、皆さんお味を噛み締めて食べていますよ」
辞めようぜ最後の晩餐は嫌いだ、俺はフライドポテトやビスケットカリントウを出す。
「甘い物も美味しいわね婿殿」
「そうね、体も軽くなるわよ」
「やはりジャガイモは美味しいな」
夜はジャガイモ増量のカレーをお出しします、うどんとパンどちらにしますか?
「それはどの様な食べ物なんです」
「ライスは昨日の夜食べたおにぎりと同じ物、うどんは先程食べた麺です。そしてカレーは大変スパイシーで辛いです」
「辛い食べ物ですか?」
「お祖母様、美味しいです、一緒に食べましょうよライスでね」
「そうです、お父様お母様、ライスで食べましょう」
「それならば一杯はライスで、お代わりはうどんだな!」
「王よ我らにも少し分けて下さい、お願いします」ぺこり。
「ユーグランの騎士団団長、カレーとは何かな?」
「帝国の騎士団団長、これは王の最終兵器だ、食べたら他の物が食べられなくなるぞ」
「何! それ程美味しい物なのか、なら我々もお願いする」ぺこり。
薄めるけど、良いよね?
「ならパンを焼こう、夕飯までに作っておく事にしよう」
ならカレースープで渡すよ、王族の晩餐はカレーライスね。
その後は女官達と元王に王妃を交えて、この国の行政を確認しあった。
俺は一つの大陸としてまとめた後に、全ての規則を決めたいので、大陸を統一する迄は、各国で行政を動かして貰う。
残るは南の3カ国を! まず次はオーリン共和国だ、メリッサの故郷である。
「ユーグラン騎士団団長は、オーリンの南の国境に進出して固めろ。3カ国と対する国境だな、トーランの騎士団と協力して守ってくれ。帝国騎士団長はオーリン共和国国境に展開して俺が攻めるまで固めといてくれ、最後の伝令をニホンエン王国に送ってくれ、ペニン国境とオーリン共和国との国境に兵を集めとけと言ってくれ、そこからオーリン、グン自治領、リズリ聖国と進んで行く。よろしく頼む!」
「遂にここまで来ましたね、最初から私は見ていましたので感無量です。最初の進撃から付いて来てますので!」
「まあ1番長いよな、第一王妃達のつぎにな。それと自転車部隊に秘密司令を出したい! 何処の国境でもバイク部隊は隠せ、そして4つ輪で走る馬無し馬車を発見したら、追跡しながら報告してくれ!正し攻撃は絶対するな逃げろよ」
「すぐ行動致します、すぐ配置します」
「あゝよろしくな、今度会うのはペニンとオーリン国境だな」
騎士団長は広場を出て行く。
さて俺たちも行動するかな、その前にカレーを作らなくっちゃね!
=3=3=3=3=3=3=3=3=3=3
少し前の時
「おいおいポーリン国境は、兵士がいて進めんぞ」
「そーだね、また戻るかオーリンの近くに」
「ねえあの光る物は、自転車じゃ無いかしら」
「本当だ、マーサーが乗っていた物と同じ色ね」
「もう少し後ろの光る物を見てよ、リアカーよあれは! 何故この世界に」
「やっぱりニホンエン王国はマーサーが関係しているな」
「なら突破するか?」
「でも此処で戦ったら、勝っても負けても損害が出そうね」
「あゝもしこのジープを取られたら大変だからな」
「でもこの車は、壊れないだろー?」
「皆んなで戦っている隙に、盗まれたら大変と言う事だ!」
「そうだな、ならオーリンの国境に行くか!」
ジープは6人を乗せてオーリンの国境に向かう。
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