第155話 又効果ある物が!
朝だよ、いつもどおり注入して表に出る。
ただまたやってしまった、新しい商品を間違いで出してしまった。
それは口紅である。唇の乾燥を防ごうと薬用リップを渡すはずが、口紅だった。
戻そうとした瞬間マールに、手を握られ取り上げられる。
「出ましたよ皆さん、新商品さあ旦那様は、説明してね!」
マールなんか怒っていない?
「私は怒ってませんよ、ただこれを見たらエイルが戻って来ますね、それより使い方を教えてください」
えーと口に軽く塗る、その口で殿方にキスすればマーキングできますかな?
「えっ旦那様を独占出来るの?」
「まさか、最高の商品」
待て待て鑑定するから。[鑑定]
口紅をつけて殿方のどこでもキスすると、相手が離れても何処にいるか方向がわかる、浮気現場を取り押さえられるとあるな。
「はいみんなつけて、旦那様の好きな所にキスしてね、私はあそこよ」
「マールズルイ、私もよ!」
待て待てお前たちここは外だ、皆んな見ているからよせ!
「なら中に連れて行きましょう、行くわよ」
抵抗出来ず、体中にキスの跡、これから謁見なのに。
「フフフこれで何処にも逃げられませんね」
「早々、また隠していて、いい加減に全て出しなさいよ!」
もう無い本当だ、・・・段ボールは後2個か。
「鶴ちゃん何だって」何故俺は考えるんだ、鶴いるのに!
「はい後は、箱2つだそうです」
「出しなさい旦那様、今なら罪は軽いわよ」
「今なら2日抜きで許してあげるから、出して」
「オーロラ様、何故マール様とオリビア様は旦那様を問い詰めているんですか?」
「分かるでしょう、旦那様の持ち物! 女が綺麗になる物のオンパレードよ、普通に出せば良いのに、旦那様は小出しで出すから皆んな怒るのよ」
「でも無いと言ってますよね、信じててあげないんですか?」
オーロラはポーリンの両肩にてを置いて力説する。
「ポーリンちゃん、これで何回目だと思うのよ! 隠すのはすごい物なの、だから吐き出させるのよ」
「なら優しくすれば、出してくれますよね」
「甘いわよ、下手をすると隠されてゴミ箱に処分されるの、その前に確保しないとね!」
そして口紅の色違い、白、紫、オレンジを差し出して追求は止まる。
「ほらねポーリンちゃん、残りが出て来たでしょう、追求の手はゆるめちゃダメなのよ」
「はい分かりました、私も頑張ります!」
「良い返事で、お姉さん嬉しいわよ」
「全員白の口紅つけて、それのが迫力があるわね」
そうだな、それも良いかもな。
「隠すのも浮気の一つよね旦那様、罰で後で3日抜くからね!」
「「「「「「賛成」」」」」」
騎士団長が側に来て、そろそろ出発しましょうと言ってきた。ナイスアシスト! 出発進行。
大公さん達は、奥さん達を見て囁いてる。
「何あの光具合、私たちより輝いている、それに白の服のセット可愛い、私も欲しいわよ」大公。
「大公様、ポーリン姫は何故あんなに輝くんですか」女性騎士。
「そうですおかしいです、何か秘密があるはずです」モリー。
「謁見終わったら聞き出しましょう、教えないなら帝国まで着いていくわよ!」
「なら、バイクとか言う乗り物を練習しましょう、自転車では置いて行かれます」
やっとトーラン王国王城にはいる。
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