第154話 謁見明日だって

夕方には、トーラン王国城壁付近に着いた。


「ユーグラン騎士団長よ、また使者に成って謁見を相手に伝えてくれ」


「王様、今度は撃たないで下さいよ、絶対に」


「大丈夫です、私も一緒に行きますから」


カケールが、城に一緒に行ってくれるみたいだ。


「1度城の中を、バイクで走って見たいのです!」


やっぱりコイツは活発な方のお姫様だ、お淑やかでは無い!


「旦那様何か? 視線が可笑しくありませんか?」


いやいや気を付けて言っといで。


「はーい頑張って行って来ます」


後ろでお茶を飲んでる、奥様達。


「旦那様は、何を求めて居るんでしょうね?」


「大方は、お淑やかな女性を求めているのでしょう」


「無理よね、皆んなの手を見ればわかるのにね」


「ほら、私は綺麗ですよ」


ポーリンが手を皆んなに見せる。


「魔法使いは、皆んな綺麗よポーリンさん」


「そうよ、後ケイも薬師で綺麗よね」


「あれは、薬で解けたのよね、ケイ」


「言わないで下さい、メアリー様、旦那様には内緒です」


さっきから聞こえているぞお前達、少し静かに喋れ。


待っていると、カケールが騎士団を連れて帰ってくる。


「旦那様明日の午後に謁見したいそうです、貴族達を招集するので時間が欲しいそうです」


なら今日はここで野営をする、皆準備する様に!


俺はいつもの建物を出す。


「婿殿、私にも建物を出して下さい、それとお風呂の魔道具と光る薬品も下さい」ぺこり。


やっぱり着いて来たんだ大公さん! えーと同じ物は無いので諦めて下さいよ。


「孫ポーリンに聞いています、さあさあ出して下さい、早く早く」


「大公様、後で私も使用許可をお願いします」


「モリーも使いなさいよ、お揃いで光りましょう、さあさあ婿殿全て出して下さい!」


はー、わかりましたよ、使用するのは2人だけですか?


「そうね、私着きの護衛騎士も女性ですので、お願いします」


え〜女性騎士いるの、くっ殺したいな漫画見たくね。


「鶴ちゃん何だって?」いつ帰って来た鶴よー。


「はいよくわかりませんが、女性騎士と何かをするみたいです」


ふふふ、流石に江戸初期にその言葉はないよな、初めて勝った気分!


「分かりました、おそらく着ている洋服を騎士にするみたいです」


「ふーん、ユーキニちゃんやポーリンちゃん見たいに? 着替えさせる事かな?」


「そのままベットかと思います」


「そうなんだ、なら今日は黄金の騎士の格好にする?」


いえいえ、普通でお願いします、流石に騎士の格好は重いので。


「婿殿、まだですか」


はいはい今出します。俺はもう一件商業ギルドの建物を出す。


大公様を中に入れ、壁に名前を書いてもらう。


大公様が許可すれば後の方も入れます、正し男は入れないで下さい、掃除が大変なんでね。


「女騎士達には言っておく、これで夜露に濡れなくて済む」


その後はまたうどんの行列、多すぎないか何故炊き出しになる?


「仕方有りませんよ、早く忍者さん達の里で醤油と味噌を生産してもらわないと」


「早々、小麦からうどんは出来ますが、味は塩味一つではアキます」


「後は料理の腕を上げて貰いましょう」


まあ仕方ないか、この料理で忠誠をあげてるかも知れないしな!


そしてうどんの供給が終わり、俺達は風呂に入って寝る。また明日!








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