第153話 トーラン王国国境

あれから、少しして野営の準備、うどんに列が出来ている。


何で、皆んな並ぶんだよ!


「うどんの汁にパン付けても美味しいし、何よりうどんが美味しいのよね」


「まあ旦那様の料理はどれも美味しいから人気も分かります」


「でも何であの人いるんです、お城に残ったんでは?」


ポーリンのお祖母様とメイドのモリーが、列に並んでうどんを食べている。


「国境まで見送りよ! この料理美味しいわね、もう2・3日ついて行くわよ」


「あれ、絶対にトーラン王国まで来ますね」


「いや、帝国まで付いてきますよ」


「明日朝、私達が光ったら、確実に付いて来ますね」


「でも、何処かで別れないと、ベットまで来ますよ」


「恐るべし、熟女パワー!」


俺達は建物を出して、風呂に入って寝る事にする。


外では、お祖母様が叫んでいる。


「おばあちゃんをテントで眠らせるなんて! ポーリンはいつから鬼になったの、婿さんも一緒に年寄りを除け者にしてそれで良いの!」


はいポーリン、外で説得してきて、絶対に1人で戻ってきてね


「何故私が説得を?」


エイルもお母さんの時に説得をしに行った、身内の責任だよ!


「そんな〜、身内の責任なんて旦那様は」


頑張れポーリン!


ポーリンは出て行く、そして次の朝まで戻ってこなかった。


朝になり外を見ると、ポーリンが立っていた。


「酷いです、皆さん寝ているなんて、お祖母様の小言今まで聞いていました、疲れてやっと諦めてくれました」


まあまあポーリン、朝風呂入るぞ今日も移動だ。


注入してポーリンは少し機嫌は良くなった。


トーランに早く着くにはバイクのが良いが、ニホンエンの騎士達にはまだ練習させて無い、どうしようかな?


「旦那様、とりあえず出して練習させましょう、1時間もすれば走れますよ」


「早々何事も訓練あるのみです」


おーいユーグランの騎士団長と帝国の騎士団長を呼んで来て!


少しすると両騎士団長がやって来る。


「「お呼びで王様」」


あゝユーグランの騎士団長、荷物以外の自転車乗りはこのバイクを練習して、乗れれば1時間後出発する、乗れなくても自転車で着いて来る様に! 帝国の騎士団は、指導してあげて正しいスパルタ禁止ね、先行き合同になった時遺恨があると困るからね!


「はい頑張って、指導します」


「我らもユーグランの名に恥じぬ様努力します。


早々マーカーを渡すので、名前を書いてくれ! それで盗難できぬ様にする。俺のはコピーの時書いといたからもう付いている」


「旦那様、私達も書いとく?」


そうだな、持ち主をわかる方が良いな。


「我々も頂けますか?」


あゝ帝国も書いとくか、一々許可では俺も大変だからな


バイクに名を書くと、俺が「帝国兵許可」と言わないと乗れない。


バイクに名前を書かないと、元の持ち主アヤ以外の乗れない! 正し許可

をアヤに貰えば乗れる。


なら建物と同じで、名前を書けば乗れるはずだ。盗難防止にもなる!


そして1時間後、どうにか前進と止まる事は出来る様になった。


「王様、戦闘は無理ですが、追いかける事は出来ます」


分かった、荷物を積んだリヤカーはそのまま進めて、護衛にバイク部隊の半分は一緒に来る様に、残りは俺達と帝国騎士団と共にトーラン王国王城を目指す。


国境の砦で襲撃かと門を閉められたが、カケール姫の一言で開門された。


「まさか姫様が婚姻を結ぶとは、明日は嵐ですか」


「フフフその口は災いをもたらすの、オリビア様彼方の方に1度傘を、振って下さい」


オリビアが傘を振る稲光と共に、地面に穴が開く


「隊長、砦に今のを落として貰いますフフフ」


砦の全員がカケールに土下座した。


「さあ旦那様進みましょう、今なら夕方にはお城に着きますわよ」


もしかしてコイツ、エイル並みに我儘かな?


「どうしました旦那様、早く出発しましょう」


俺達は砦を後にして一路トーランのお城を目指す。
















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