第152話 ポーリン王国制圧

3日ぐらいすると兵が集まって来る。


「王よ遅くなりましたが無事全員着きました、所であの乗り物は何ですか?」


警察庁長官兼ユーグラン騎士団長が、帝国の騎士達を見て訪ねて来る。


あれか帝国の秘密兵器だ、お前達にも後で訓練してもらう、待っていろ! それよりこれからポーリンの王城を落とす、抵抗すればいつもの様に破壊する。


後ろでオリビアが傘を回している。


オリビア危ないから回すな!


「旦那様、魔力流さないと大丈夫よ」


そうなんだ、今気がついた。


そして使者を立てて王城に、無血開城を呼びかける。


すると城から白旗を持った騎士が、やって来る。


「王子は何処にいます?」


ここにいるよ、王子を騎士の前に出す。


「王子、どうしますか、戦いますか?」


「俺を助けろ、コイツらを始末しろ」


「なら決戦でよろしいですか、ニホンエン王よ」


オリビア、城に撃って!


オリビアが傘を振り回す、その後城の右の城壁が崩れる。


まだやるか、使者がいるから手加減したが、全て瓦礫でも構わんのだぞ!


「王様、城から白旗上がりました」


少しすると、使者が返って来る。


「王よ、撃つなら言って下さい、撤退するのに」


「そうです、帰って来てから攻撃して下さい」


「私ら結構近くにいたんです」


悪い悪い、でも交戦するって言うから撃ってやったハハハ。


「全く、ほら城に行きますよ、宣言しないとね」


騎士団長先頭で騎士団が先に入り、帝国騎士団は城の周りで警備する。


城に入って、王の間に行く、左右には知らないポーリン国の貴族達がいる。


「我を王の生みの親、大公と分からぬ者はいるか」


お祖母様の宣言。


貴族達は、誰も言葉を発しない。


「では、帝国に捕まって捕虜になっている国王よりの手紙を朗読する。この度は帝国の女帝に不快な言葉を浴びせ不敬罪となり帝国で死罪となる所をニホンエン王国国王に救われた。話を聞けば我が娘ポーリンと婚儀を結んだ様だ、そこで我はポーリン王国を娘ポーリンとニホンエン王国王に譲る事にした、皆も続く様に願う」


大公は手紙を懐に入れ、俺とポーリンを王座に座らせる。


「この者が、ポーリンの夫ニホンエン王国の王だ、もし不服なら申し出ろ今すぐに! 外の帝国兵及びニホンエン王国の兵が、其方たちの領地に行き交戦となる。勝てばこの国をくれてやる、戦いたい者は申し出ろ!」


「すまぬが、質問して良いかの?」


「何だ宰相! 言ってみよ」


「ここにいる王子は、どうなりますか?」


「此奴は、ニホンエン王国と交戦して負けて縛り首だ、この後な!」


「そうですか、分かりました」


「何だ王子と共に、戦うか?」


「イエこのクソ王子の縛り首を早く見たいです! 何なら私がやります」


「待て宰相、俺に刑の執行をやらせろ!」


「イヤイヤ俺がやる、今までの恨み晴らすからやらせてくれ!」


「王子の処刑に反対の者はいないのか?」


場はシーンとしている。


「なら王子の処刑に賛成の者は!」


「「賛成」」「「「「賛成」」」」「早く処刑しろ」「そうだそうだ」


コイツは、どれだけ嫌われているんだ。


「ではマーサー王よ、宣言と死刑執行の合図を」


俺がこの国の王となる、ポーリン姫を亡き者にしようとしたそこの者を外に吊るせ!


みんなに引かれて、哀れな王子は連れて行かれる、怒号の中死刑が執行される。


「明日、火にかけ骨は砕き、別々の場所に捨てて来い、これよりポーリン王国はニホンエン王国の下に着く」


大公の宣言でポーリンの貴族は、拍手と喝采で俺達を向かい入れる。


俺はポーリン王国を手に入れた。次はカケール行こう隣だけどな!


大公殿に、少しの間この国を任せてもよろしいか?


「大公などと呼ばんでくれ、お祖母様でも、おばちゃんでも何でも良いぞ」


いや、ポーリンのお祖母様なのだから、キチンとしないと


「まあ良い、安心して隣に行ってこい、叛逆者はもう居ない、彼奴の人気の無さは我儘過ぎたのであろう」


「私もそう思います、自分の器が解らぬ者に王は、務まりません」


「流石はポーリンだ、立派な婿殿で安心した。所で我は独身だ、ポーリンが妊娠したら、夜が大変だろー、我が添い寝してやるぞ、その先も許可するよ」


(ほら始まったよ、オリビア)


(マールの言う通り、早くカケールの国に行きましょう」


「旦那様、早く出発しましょう、帝国に早く戻らないと行けませんよ」


そうだな、ならお祖母様失礼して、隣に向かいます


マール達のアシストで、ポーリン王国を出発できたー!







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