第150話 創造神と戦う?
俺が追われている理由?そうだよな知りたい!
「追われている理由は、お前が完全に消える事を確認するためだ、命の消滅を確認している」
俺の命の消滅?何でよ。
「お前は神の国で、生まれて3日で女子と交わろうとしたのじゃよ、忘れたのか!」
記憶にございません。
「お前は地球の政治家かまったく、お前はな妾が目を離した隙にメイド達を襲ったのじゃよ、みんな処女だったのに、手をつけおってしまった」
後ろで刀を振る音や、ポキポキと手を鳴らす音、まずい逃げないと。
「旦那様、女帝さんの話を最後まで聞きましょうね」
エイル、刀を首筋につけるな、マールとユーナ腕を掴むな痛い。
「それで騒動になって、お前の存在がバレたのじゃよ」
「お兄ドジだね、その時なら殺すけど!」
アヤも落ち着けよ、その続きお願いします。
「それでな、誰の子かと探られて妾の子と白状したのじゃよ、ただ武神の名は言わんかった、創造神はきっと何処かの世界で男と交わい産んだ子と思ったらしいがな」
そうなんだ、でも何で俺が邪神なのかな。
「メイドとした後に、街で神の子達を襲った事も忘れているのじゃな、時の神が記憶を操作してるな」
オリビアその傘は危ないぞ、雷が落ちるからな。
「そこで捕まったお前は、妾と地獄送りだったが、妾と一緒だと逃げると思われたんで、2人とも記憶をけされて、お前は太陽神と武神の子として妾と一緒に、地球に送られたのじゃよ、隣にいたのは妾の監視の為だよ」
でも親父は武神なんだろう? 神の子が何故俺の監視につくんだろー。
「奴も親だ、子は可愛いのだろー、時の神の力で、自分が親だと分かったのであろうよ!」
父親は本物で、何故おばさん達も監視してたの?
「神の国の序列、創造神が最初の真神の子、2番目は時の神じゃよ、まあ美の神と知の神は何番目かはしらぬが、創造神には逆らえない、太陽神は最初の孫だから優遇されている、序列なら10番以内だな!」
段々と分かってきた。
「そしてマサシお前の魂が消滅するまでこれは続く、まだまだ何千年も続く鬼ごっこだ、捕まれば記憶を消されてまた一からやり直しだからな!」
でも奴らは、逃げても行かないし、死にもしないんだな。
「そうだ、逃げても追って来る、時の神の力でな、殴ろうが斬ろうが武神には効かぬぞ最強の男だからな、そして太陽神の力で癒されて復活する」
ならどうしたらいいんだよ?
「子を作って隠すしか方法は無い、それが唯一創造神をだし抜く方法だ! 後は爺さんの温情でどこまで記憶を残せて貰えるかだな。妾もアヤと一緒に隠れる、妾も孫を見ていたいのでな」
なら帝国は、俺が管理するのか?
「あそこにいるだろー、皇帝になり損ねた男が1人」
皆んなの視線は、執事総長に向かう。
「その話を聞きまして、一言良いですか」
良いよ、話してくれ。
「では、王もお隠れになったらどうですか、後は私がどうにかしますよ」
いや俺が隠れれば創造神は意地でも探しに来る、なら堂々と合って決着をつける方が、子供達を生き延びさせられると思うが。
「それも有りますが、王はそれでよろしいのですか?」
親が子の為にするのは当たり前だろー、爺さんや親父もそうだと思う。
「なら女帝さんにも退場してもらって、ここ帝国を本拠地にしましょう。女帝さんも殺されたとして、ニホンエン王国のハズレに行ってもらいましょう」
「そうだな、妾とアヤも隠れよう、そしてマサシ頑張れ! 子の命は妾が時代へとつなぐ、もし記憶を消されても思い出したら、爺さんに願えばまたここに来れるかもしれんからな!」
これがあの後の話、エイルとマールも渋々作戦に同意して此処を離れる。女帝とアヤはポーリンを落とした後に、俺が帝国を併合して追い出す事にする。
それとトーラン王子とポーリン・ユーグランの両王は、女帝不敬罪で牢屋に捕まっているそうだ。
ポーリンを見せて結婚報告したら、王の座を諦めて、王子を従わせれば全てを渡す事となった。一筆書かせ証人として王の命は助ける事になる。
次にトーラン王子は、カケールを見てびっくりしていた、王と話し合って属国なり、名を変えるなりしてくれと言われて、また一筆書かせて命は助けてあげる。
1番可哀想なのはユーグラン王だ。王妃には離縁され、俺に国を取られ、更に王女達はいなくなってしまった、まあ戻れば奴隷の様にこき使われると伝えたが、戻りたいと言うので、命は助ける事になった。
3人は俺たちが、帝国に戻り次第各国に送迎する事となり喜んでいた。
「全く牢の食事代も馬鹿にならんのに、生かして戻すなんて経費の無駄だ」
女帝が言うが、なるべく協力者は欲しいので、生かしといてとお願いする。
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