第149話 神の子
今日の朝は別れの朝だ、エイルとマールは2人だけ俺のベットで寝ていた。
皆んな気を効かして譲ったようだ。
さて朝飯にしよう、何時もの通りうどんを出す。
「マサシよ、何故薄める、ここにはお前の嫁しか居ないだろー」
真面に食べさせると、後が大変なんだ色々と。
「色々な、まったく親がいなくても成長するな」
いやいやあっちの育ての親の、太陽神と武神に育てられたんだよ。
「まあ良い、送った後は、ポーリン王国か?」
なぁ、バイク部隊を作れないかな、あっちはランクルだろう? 数でどうにか出来ないかな!
「まあ騎士たちを鍛えれば、どうにか運転は出来るが、攻撃はどうする?」
実は雷の魔法が打てるんだ、それを車に当てればどうにかなるかと。
「我の地球の夫、アヤの父親が結構賢くてな、車はタイヤがあるだろー、それが何故か避雷針代わりになって感電しないそうだぞ確か!」
そんな事あるんだ、ならどうしよう、タイヤをパンクさせるかな?
「もしかするとチューブの無いノーパンクタイヤかもな、ジープではよくある、ランクルもそんなもんだぞ」
いやー詰んだかな、後はどうしよう。
「お兄、ガソリンをタンクから取って火炎瓶は?」
お前は恐ろしい事を言うね、それは流石に無理だろー、第一瓶はないぞ俺のはペットボトルだから割れない。
「あ奴らもこの世界に来て、何かの能力を持っているはず、油断すると逆に反撃されるぞ」
うーんならとりあえずポーリン王国に、居ない事を祈ろう。
1週間後、バイク部隊と自転車部隊を帝国に作る。
「イヤー馬と違って、人が食べる物だけで進軍できますな!」
「飼い葉の費用が浮いてその分食料を買えます」
「輸送が楽になります、野営も出来ますし!」
騎士団の隊長たちが、話合っている。
一週間、自転車とバイクをコピーしまくり、そして部隊を作り上げた。
帝国国境にバイク部隊を、何台か出して展開情報収集してくれ! 残りはポーリン国境に行く。
俺たちはポーリン国境に向かう、そしてポーリンのお婆様を訪問して、ポーリンと結婚した事を報告する手筈。
「ニホンエン王国の王よ、この先からポーリンの国だ、ここに部隊を置く事にする、期限は10日帰って来ない場合は進軍する!」
後は、ユーグラン国境に伝令してくれ、10日間は進軍は待てとな!
俺たちは自転車でポーリン国境を抜けて、ポーリンのお祖母様に会いに行く、その後は会談してからだ、もし敵がいたらバイクで逃げる、馬なら追い付かれない。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
少し時を戻って俺のルーツが分かった時の話、神の国の事。
なら、1番警戒するのは、時の神の爺ちゃんだな
「まあお前の婆さんをどうにか出来るのは、爺さんだけだな」
俺の記憶は無いが、最強は爺さんで次は婆さんか? なら神の国を作ったのは誰なんだ、婆さんか? ニワトリとたまごの話になるな。
「旦那様、ニワトリとたまごって何ですか?」
マール、お前はニワトリとたまごどっちが先だと思う。
「ニワトリがたまごを産むからニワトリよね」
「マール馬鹿ね、たまごが孵ってニワトリよ、卵が先よ」
ならエイル、そのたまごはどこから来る。
「ニワトリが生みますよ旦那様・・・・・・でもえっおかしいどっち?」
そこなんだ、創造神は誰が作ったのかと思っただけだ。
「神の国を作った者か? 仮の名は真神、隣にいる女は名は無いなたしか?」
何で知っているの、女帝さんは?
「ええい、母と呼べ女帝は嫌だ、これからは母さんと呼べ! 話を戻すが真神は何か思い出すと隣の女としてな、女の股から新たな神が生まれてくる、神の子達だ、お前のお婆やお爺たち、それにお前の父親や叔母達もそのグループだ」
叔母さん達も、最初の神の子なんだ。
「そうだぞ、姉は美の神で妹は知の神じゃな。お前の妹達はアイツらと父親の子だぞ」
親父はそんなに浮気者なんだ、爺さんと言いその血筋の俺もその仲間か!
「それは違うぞ、武神は太陽神とは関係がないんだ、神の子は神の孫としてはいけないんだ、それは真神の掟でルールだ!妾は仲のいい武神と太陽神に嫉妬しただけじゃよ」
ふーんルールね。
「それに男の神が少な過ぎるのが原因じゃよ、時の神、武神、戦神、工神、男の知神、男の美神など少ない、女の神はそれこそ数々いる、真神の考えは分からん」
確かに多くの女の神ってな、うーん見てみたい。
「神の子は神の子同士と交わる、そして孫は創造神の世界の男と幸せに暮らすのじゃよ」
何でそうなるの?
「長き命の問題じゃよ、神の子は永遠の命を持っているが、その子孫の妾達は精々5000年ぐらい、そう言えばお前の嫁のエルフの子は1000年ぐらいかのう」
オリビアは1000年生きるんだ900年未亡人になるのか?
「何を言っておる、妾と武神の子じゃからな、お前は半分でも2500年は生きるであろー」
あれ俺のが長生きか、なら少し立てば新たな嫁がフフフ。
「鶴ちゃん何だって」お願い言わないで鶴。
「はい長生きして、エイル様の後に新しい女子を囲むそうです」
「今殺してやる、旦那様覚悟して」
待て待てエイル、誰か助けろ。
「私も殺したい、エイル半分コッチ」
「私も、殴り殺す、エイル半分寄越して」
「私も魔法の雷の的にする、半分頂戴」
「みなさん、無駄な事はやめて、ベットで抜きましょうよ」
「そうだった、絶対防御で殺せないんだった」
そうだぞ、気おつけろよ。
「まだ言うの、3日で許すと思ったけど5日抜いてやる」
「まあ待てまだはなしなは終わらん、何故創造神がこの子を追うかと言う事じゃよ」
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