第138話 ペニン王の間

「何故我々が戦うのかお話を伺いたい、この間もそちらの兵が突然に、戦いを仕掛けて来たのだが、心当たりが無いので困っていた所に再度の戦い。帝国は何をしたいのか? 各国の停戦条約を守らないのか!」ペニン王。


「その様なものは、この大陸の各国で結んだものじゃの。ただその中の国が無くなれば、この条約の効果は無くなると最後に書いてあろーよ!」女帝。


「確かに書いてはあるが、まだどの国も残っている、帝国は残りの国と交線するのか、その様な事は出来まい! 嫌なら賠償金を置いて帝国まで兵を引いてもらおう」ペニン王。


「おかしな事を、隣のヘキニ王国は滅んで名を変えたぞ、確かニホンエン王国とな!」帝女。


「そんな事は知らない、なら統一する者が現れたのか」ペニン王。


「なら、私がいなければ統一する者は、実現出来ませんよ女帝様」ペニン王女。


「ほう、お主が統一する者の隣に立つと言うのか、このアバズレ!」


「何を、女帝様でも失礼です、謝って下さい」


「妾は聞いているぞ、死んだヘキニの第3王子と親密だったそうだな! 死人に口なしか王女よ」


「そんな・・・・・・何もありませんよ、大体この国の王女は私しか居ません。

私を娶らないと統一する者は実現出来ませんよハハハ」


「そうかなら聞いてみよう、第二王女が居るらしいがな」


「ソイツこそ、ヘキニ第3王子と一緒に死んだ王女ですよ! 毎日王子と楽しんでいたみたいで、焼かれた事も知らずに死んだ様ですねホホホ」


「なら本人に聞いてみようかの、此処に来ているのでな!」


「そんな者いません焼死しました、顔さえもわからずね!」


突然ユーキニが兜を脱ぎ、それを女王の方へ投げ捨てる。


「何が第3王子と親密よ、毎日ベットにいたのは、お姉様じゃ無いのよ!」


「何であんたがそこに居るのよ、死んだはずよ」


「どうせお姉様のメイドが、嫌がらせをしに来た時に死んだのでしょうよ、罠をかけて私は出て行ったのでね」


死んだと思った者は嫌がらせのメイド? 確かに1人欠けていたでも。


「あなたが、第二王女だと言う証拠はないわよ、影武者さん!」


今度は金のブーツを投げ捨てる。


「足の裏にある刻印貴女の付けた物よね、いじめで私に焼き印をつけたの忘れたの!」


ユーキニは、足の裏を王女に見せる。


「旦那様この女を殺して、私は耐えられない、あんな奴姉妹じゃ無いううう」


ユーキニは泣き出した。


「王女よ、どうする勝者はお前の首を所望じゃよ!」


「そんな生きているなんて」


膝を着く王女。


「その子が我が娘ならこの国を残さなければ、統一する者は実現出来ませんよ」ペニン王。


「そうよの確かに全ての国の姫を所望するならば、この国を残さなければの、しかしその事が始まっているならば、もう国は要らんだろうペニン王よ!」


「始まっている、何の事です?」


「統一は始まっている、この国で3カ国目、そして最後は我が帝国が傘下に加われば、一つの国となり統一が終わるぞ、それが実現する良い事だ!」


「なら我らもそれに加わります、そこに娘もいますしね、どうだユーキニこの国を共に発展させて行こう!」


「貴方とも2度と会いたく無い、私にした仕打ちは一生忘れないは! そして貴方達はこの国にはいらない、死んで!」


「おい、何故その様な事を言うんだ、親だぞ!」


「お母様を殺しておいて更に私もよね、いらない子と散々言われたわよ、そこの女と一緒にした事忘れたの、もう顔も見たくない、死んでよ!」


「王よお前も死刑確定だな、後はこの第二王女に任して地獄で反省しろ、この者達を外で吊るせ、国民にも宣言してな、死んだら灰は分けて適当に処分しろ!」


ペニン王と王女は、外に出される。


「よし後は妾が、どうにかするとりあえず婿殿と第二王女はこの席に座り、ペニン王国を継ぐ事を宣言しろ、後見は帝国がする」


俺とユーキニは王座に座り、王と女王になった事を宣言する。


そして残り3日戻れるかな?


「女帝よ、俺達は戻らないといけないので、残りはよろしく頼む」


「ああ、此処もニホンエン王国となる、キチンと敵対する奴は潰して置いてやるよ、早く戻ってやれ」


俺達は、自転車を漕いで一路エイル辺境伯領へ。


「どうじゃ、彼奴はやはりマサシか?」


隣のフードを被った女に聞く。


「はい本人です、ただ何でお嫁さんがあんなに」


「彼奴の心の邪神が生む物がアレじゃな、女好き! 妾の事も忘れていたし、邪神の心が復活するのは後少しかなフフフ」


「何で1人だけじゃいけないのよ? ハーレムなのマサシ兄ィ! 浮気者の裏切り者は絶対に許さない!」


少女の言葉はこだまする。










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