第134話 新たな魔法使い

衝撃の告白で俺は固まっている、2人共だって! 普通は大喜びで2人で跳ねる展開だが、俺の脳は動かないでいる。


「旦那様どうしました? 嬉しく無いのですか」


「そうだよ、2人とも赤ちゃんを妊ったのに嫌なの?」


違うんだ、2人とも出来ちゃってビックリしてたんだよ、ごめん嬉しいよ2人とも!


俺は2人を連れて玄関に行く、そこには腹を空かせた奥様達。


「遅い、又時間延長しすぎよ、エイル1人一回よ」


「早々常習の2人、反省しなさい」


「まぁ、今日の所は許します」


(ほら旦那様みんなに言ってよ)


(恥ずかしいからお願い)


え〜と発表します、エイルとユーナに赤ちゃんが宿りました、拍手パチパチ。何故か場が沈黙。


「あのー旦那様もう一度言ってくれますか?」


だからエイルとユーナが妊娠しました、OK!


「え〜エイルおめでとうやったね」


「ユーナもおめでとう、先越された」


「私も頑張る」


「これで私たちにも子種がもらえる日が近づく」


「お2人共おめでとうございます」


「エイルちゃんおめでとうよかったね」


「これで男なら跡取りが出来る、今日はメデタイ!」


みんなに祝福されて2人は嬉しそう。


俺は2人をどうするか考える。


連れて行くかそれとも置いて行くか?


その前に朝飯だ、定番の牛丼の具をスープにそしてお米は塩おにぎり、お祝いの2人にはプチケーキを出してあげる。


「それ私も欲しい、旦那様下さい」


「マールこれは妊娠した人のよ! 悔しかったら妊娠しなさいな」


「エイル待っていて、旦那様奥に行きますよ!」


待て待てマール、そんなにすぐには出来る物では無いからな。


まあホワイトチョコをどうぞ、みんなに一欠片づつ配る、お祖母様達にもついでにあげる。


「これは一度食べたことがあるは、旦那様ありがとう」奥様達。


「エイルちゃんこれは美味しいの?」


「お母様要らないのであれば私が貰いますよ、下さい」


「あげないわよ、婿様の特別な物ですもの」


お祖母様とお母様が食べた、その直後黒いモヤが体から出てきて消えていった。


「何今の?」


「お母様、今のはなんなんですか」


「体がスッキリするは、肩の重りが取れたみたい」


2人は闇魔法に縛られていたみたいだ!


「何か長生きしそうよ」


「これで、孫が抱けるわね」


「早々ひ孫を抱けるは、エイルちゃんいつ産むの?」


「少し前に分かったから、産婆さんに見てもらわないとね」


そうかこの世界医療が進んで無いので、産婆さんか? 大丈夫かな。


「旦那様どうしました、何か心配事でも」


うーんとね、無事に出産するのはどうしようかと思ってね、2人共に心配だからさ! 


「そうですね、産婆さんと教会の癒し担当を契約しましょう、貴女すぐ教会に行ってきて、私は産婆さんの組合に行ってきます」


お祖母様とお母様は何処かに走り出して行った、足取りが軽そうだ。


さてエイルとユーナに言う、俺は2人を置いて行く事にする、これからペニンと一戦するのに、妊婦を側には連れていけない! 此処で大人しく待っててくれ。


「え〜そんな〜ついていきますよ、平気です」


「私も平気獣人は生まれる前まで働いているよ、だから大丈夫だよ」


俺の心が大丈夫じゃ無いんだ、心配するくらいならお前達を置いて行く。さらに鶴達忍者を周りに配置する、騎士団は俺がヘキニに連れて行ったのであまりいないだろー!


「え〜いやよ付いて行きますよ、たとえ足を折られても」


「私も行くよ、旦那様の側を離れない」


やっぱり強情な2人だよな、うーんならこれだ。


10日以内にペニンを滅ぼして帰って来る、此処に10日間だけ居てくれ、その後なら一緒にいる事が出来る!


「何故一緒に行っては駄目なの?」


「そうよ私達は大丈夫だと言ってるのに」プンプン。


俺は2人とお腹の2人その両方を見たいから、安全な所にいて欲しい。


「そんなのずるい、どうせ女の子増やす気でしょう?」


そんな事はしないよ、信じてくれ。


「ねえエイル私達が監視するから、大丈夫よ」


「マール言っておくけど、道を歩けば女の子が落ちている」


「え〜私」ユーキニ。


「ちょっと知り合いに会えば、女の子が一杯」


「えっそれ私達」


「そうね」


「私」


メリッサとカケールとポーリン。


「それにいつのまにか旦那様の寝室でキスする女、こんな女の子呼び込むマシーンの旦那様をマールが監視! 笑わせないでよ!」


エイルとマールが睨み合い。


「マール、なら貴女を倒して命令するわよ、昔の約束覚えてるわよね」


「忘れないわよ! 負けたら勝った相手の言う事に服従するね、ならやりますか決着をつけましょうね」


俺は両者の間に立ち、エイルと対峙する。


エイル俺と戦おう! 負けたら言う事を聞け、ユーナもだ。


「旦那様に勝てるわけ無いよー、私は降参エイルは?」


「私だって勝てるわけ無いわよ、ベッドなんて100%負けるわよ」


ベッドの上なんて言って無いが、とにかく負けたんなら10日間此処で待っていろ!


「分かりました、でも10日立って戻らないなら迎えにいきますから!」


「早々、その時は行くから自転車を2台置いて行って」


何度も言うが来ては駄目だからな、忍者3人娘お前達は監視1人は、百地望月両名に此処で防衛しろと言ってくれ!


「旦那様、私はこちらに残りお二人の面倒を見ます、私は癒しの魔法が少し出来ますので!」


ポーリンの突然の宣言。


「なら私も少し魔法が使えます、お二人のお腹の子をお守りします」


メリッサも突然宣言する。


「もしかして2人共に、聖女なの?」


「私は癒しの聖女です、光魔法が使えます」ポーリンの言葉。


「私は治療の聖女です、状態以上を治す事が出来ます」


ならマリーンお前も残ってみんなの世話をしろ、残りはペニンを滅ぼしてユーキニを王妃にする、時間が無いから行くぞ!


俺達はペニンに向かう。


メンバーはマール・オーロラ・オリビア・メアリー・チリル・ケイ・ユン・ユーキニ・カケールの9人頑張ろー!











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