第131話 カレーそれは戦いの合図

そして昨日はあそこでまたもや、一晩過ごしました。


4人の新人姫と初体験を済ませたら。


「はい全て抜き取るわね」


エイルの声でまた一晩抜かれましたよ、太陽が黄色い。


「さあ出発よ、目指すはエイルの街よ、私の街」


みんなで自転車リアカーで走り出す。夕方にはエイルの街の門に着く!


門番に、俺達が王様一行と言ったら驚かれた。


そして入場して、マールの家に行く。


「無事謁見出来た」マールのお母様。


「婿殿、無事で良かった」エイルのお母様。


「オーロラ様、お母様は無事に治ったかしら」エイルのお祖母様。


取り敢えず中でお話ししましょう、俺達は屋敷の中に入る。


そしてリビングで報告会。


「皆さま元王妃は無事です、国も平穏です」オーロラ。


「そうね、そのうち話が流れてくるでしょう」エイル。


「「「元王妃?」」」


「言っておくは、旦那様はこの国の王に成りました! そしてオーロラは一応此処の王妃ね」


「そうね、旦那様がニホンエン王国を取り入れたら、ユーグランは無くなるわね」


「なら辺境侯爵領が真ん中辺かな?」


「ペニンを取ったら、ヘキニの城が真ん中です!」


「帝国をもらったら何処?」


「お母様は渡すと思いませんが?」


「仮の話ならオニキス領よね」


「早々帝国との国境よたしか!」


仮の話はやめようよ、3人が固まってるよ。


「お母様お祖母様?大丈夫ですか」


「お母様大丈夫ですか」


「えぇ少し驚いただけよ、話の進み具合に」


「えぇ考えが、纏まらないわね」


「考えてはいけない様ですね」


早々これ元王妃の手紙、お祖母様にって。


「はい貰いますね、ふむふむうーんと了解」


何を書いて有ります?


「えーとこの国はニホンエン王国の一部又は、属国となったので相談は王にする様にと! 誰を第一王妃にするかとか、最後は元王妃が王の嫁になるとか? 何かしたのか婿殿」


これはまずい、俺は顔を上げられない、肩に腕に奥さん達の爪が食い込んでくる。


「さあ旦那様どうするのです、元王妃の処遇」


「旦那様、お母様の事は捨てて居て構いませんよ」


「まぁ2度と合わせない事ね、人妻のくせに旦那様を狙うなんてね!」


「もしかして、婿殿と1夜を過ごしたのか、姉さんは」


違います、治療行為で口づけしただけです。


「それだけで嫁になるって、本気か姉さんは?」


俺に聞かないで下さい、それより明日侯爵領に向かうのでこれから夕飯にします、良いですか?


「それならカレーを下さい、あれが1番ね」


「そうあれ美味しいのよ、少し辛いけど」


「お姉様、それはなんなの?」


「貴女の所をすぐ出発したからわからないけど、辛くて美味しいものよ」


「なら私も、お願いします!」


俺は厨房に移動する、みんな付いて来るが全員は入れない! そして料理人に物を渡して鍋で少し水を入れて温めて貰う、米も皿に盛って貰って食堂に。


「それでは、揃ったのでいただきます」エイルの言葉。


案の定、新人4人と、マールのお母さんはずっと見ている。


みんな辛いけど美味しいから食べてみて! まずマール母が食べる。


「おー辛いけど美味しい、スプーンが止まらない」


ああこれ水です、飲むと辛さが治ります。


「そうなの、つい食べ過ぎるのよ気をつけてね!」


そしてカケール姫が口にする。


「辛いけど美味しい、辛い美味しい辛い美味しい」


黙って食え、そして残りの姫達も口に入れる。


「美味しい辛いでも美味しい」


「本当美味しい辛いけど」


「これは、どうやって作ります?」


取り敢えず俺のスキルだから、そのうち誰かに探させるからね!


「なら毎日食べたいですね」ポーリン姫は笑顔で言った。


あぁ毎日食べられたら嬉しいな、反対の方を見るとお祖母様とお母様とマールのお母様が凄い勢いで食べている!


「婿殿おかわりを下さい」


「「私もよ」」


はいはい、鍋も分無くなったら終了ですよと俺が言うと、全員がすごいスピードでスプーンを動かしている。


「おかわり」


「私が先に、おかわりよ!」


「何言ってるのよ、私の分よ!」


ついにカレー戦争が、始まった! 俺は追加のカレーを作りに厨房に行くと、料理長が挨拶にくる。


「先程カレーを食べさせていただきありがとうございます、何か用事ですか?」


あぁ追加のカレーを作りに来たよ、食堂は戦争になった。


大体食い過ぎだよみんな、俺は鍋をかき混ぜながら天井を見ているあーあ。


























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