第129話 この国の食事改善

さて朝だ、なんか皆んなの光具合がおかしい?


「旦那様まだ夜中よ、寝ましょう」


へぇ朝じゃないの?


「まだ目覚めるまでは、少し時間ありますよ」


そうかなら寝るかな、嬉しく二度寝!


少し立ってまた目が覚める、周りにみんないるが何時ものガードでは無い。


そーと体を起こしてベッドから出てゆっくり部屋から出る。


下着をアイテムBOXから出して着替える、そして城の探索廊下を通って暗い中を歩く。


時折窓から外を見るが暗いな、さて腹は減っているので、サンドイッチでも食べながら続けて城の探索する、何やら音のする方に! 


調理場みたいだ! 朝飯を作っている、しかし相変わらずの塩オンリーだ。


出汁を取れよと思っていたら料理人と目が合う。


「お前は誰だ、そこで何している」


俺か俺は俺だ気にするな、それよりそれは誰が、食べるんだ?


「此処の新たな王様に出す物だ、ただ一度も食べてもらえない。これでも俺はこの国1番の料理人だよ、どうすれば食べてもらえるかと研究中だ」


ふーん勤勉な料理人だな、よし俺が料理教えてやる!


「冗談を言うな教わる事は何も無い、消え失せろ!」


よしこのパン食べてみろ、卵サンドを渡す。


「なんだ白く柔らかいパンは、中に何か入っているな」


良いから食べてみろ、美味しいぞ、。


料理人は恐る恐る食べてみる。


「おぉ美味しい、美味い、これはパンなのか」


納得したなら俺に料理をさせてくれ、俺は厨房に入り食材を探す。


小麦粉、塩、野菜各種相変わらずジャガイモが無い、ジャガイモは無いのか?


「毒芋ならそこの隅の袋の中だ、腹を壊すので処分予定だ」


ならこれを料理してやる! 芽と緑色の所を切って皮を剥く、そして輪切りにして油であげれば美味しいポテトに変身、塩を振り食べてみて!


「大丈夫なのか、匂いはうまそうだが?」


恐る恐る口にする、その後は決まって皿が空になる。


「美味い、これがこの芋の味なのか、食べ慣れなくて損をしていた」


これは栄養もあるし、煮ても食べられる。スープの具材でも良いはずだから使ってくれ、ただし芽と緑色の所は捨てる様に。


「あゝ分かった、気をつけて調理する」


後、管理は薄暗い所で日に当てるな! 緑色の所が増えるからな、そして城下に教えてやってくれ。


次はスープの作り方だ、なべに水と各野菜を入れて煮込む。


「おい丸ごとでは食べずらいぞ」


良いんだ! 中の味だけ取るだけだ。骨が有ればなお良いのだが無いから諦めよう。


「骨も食べるのか?」


まあ待て今わかるから!


すこし時間過ぎて行く灰汁を取りながらコトコトと煮込む。


よし、ザルはあるか?


「ザル?なんだ食べ物か」


やっぱりそこからか、少しづつなべに出汁を移して行く。


今度はぶつ切りで野菜を切って入れる、後は塩で調整。野菜が柔らかくなったら味見!


「いや〜美味い、こんな料理方法があるんだな! 凄いよ」


後はな、小麦粉を水と塩で捏ねて塊にする、少し置いて今度は伸ばす、包丁で切ってウドンの出来上がり。


茹でてお湯を切って、これをさっきのスープに入れて食ってみろ!


「オウ、いただく・・・・美味いこれは凄い物だ」


暫くすればニホンエン王国から、その内違う調味料と共に出て来る、そうすればもっと違う味に会えるぞ!


「ありがとう、もう少し研究する」


とりあえずこの料理を出せば、新しい王は食べると思う、ただパンはまだ無理だな、これは時間が無いからまた教えようじゃーな、俺は調理場を出て行く。


そしてそっとベットに潜り込む、少ししてみんな起き始める。


そして俺は、朝イチでエイルに首を絞められる。


「何で下着を着ているのよ、何処で着替えた浮気者」


忘れてた城内を歩くのに、下着を着替えてたんだっけ。


「おかしいわね、いつも裸なのに?」


「いつ着替えたたんです、旦那様」


トイレ行った時かなハハハ。


「今日から縄で縛って寝ましょう」


「絶対離さないんだからね! 旦那様」


とにかく起きようよ、今日こそ帰るよ。


その光なら朝の注入は要らないな、朝食を食べよう。


「あら美味しい」


「うん、これなら食べられる」


「腕上げたの、あのシェフ」


「最初の日には、食べられる味じゃなかったのに?」


「1番は旦那様の持ってる物だけど、パン下さい」


ユーナは正直だな、卵とシーチキンサンドを出す。


さて1度帰ってペニン王国だ!


朝食の後は、城の入り口で元王妃とオーロラの兄達と別れる。


ただ城壁の門まで見送りだったので、国民が一杯来て出るのが大変だった。


夕方、建物出して夕飯をたべて、明日はエイルの街だ!


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆


俺達が立った後の王城。


「お母様、アイツらの処分どうしますか?」


「そうね、恨まれても困るから、処刑しましょう! 遺体は燃やして骨は砕いて適当に処分して」


「公開では無くて良いので?」


「王も王妃も旅立ったのに公開は出来ないは、秘密裏に病死でね」


「ではそれで処分します」


「その他の貴族の裏切り者は出そう?」


「まぁ息子達には言いましたので、大丈夫かと」


「帝国にいる元王に早馬出して書状を。国は滅んだ貴方は平民だってね! 死にそうな私を置いて行く薄情な男は平民で十分よ。頭を下げれば役職を上げるって書いといて、帝女には貴女の娘と私の娘が同じ夫に嫁いだ! 親戚ねて、報告しといて」


「昔に、妹が言ってた事が本当に起こるのかな! 楽しみね」


元王妃は、微笑んでいた!








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