第127話 生き返った王妃

光の後に、王妃が蒸せる様に言葉を発する。


「ゴホゴホなーにお酒臭い、アレここは何処?」


「お母様、ワーン」


「あれオーロラちゃん帰って来ていたの、お帰りなさい」


どうにか生き返った様だ、ユンそれを返してくれ。


ユンは中々返さない、あの事だろー。


悪いそれは死んで3時間その間しか生き返らせない、お前の兄は時間的に無理だ諦めてくれ。


「えっ違います、薬師としてビックリしてただけです、死んだアイツは所詮王より弱かったから仕方ないです、はい」


瓶を受け取りアイテムボックスに入れる、水が美味しい。


「オーロラちゃんなんで泣いているの? お母さん分からないわよ?」


オーロラは泣きながら、今までの経緯を王妃に告げた。


「そう、死にそうな私を捨てて帝国に行っているの、それで他の王女は王座でふんぞり帰っているのね、貴方お名前は?」


マーサーです、オーロラの夫です。


「お母様、私の他にも一杯お嫁さんがいるのよ、正私は一応ね第一王妃よ、ただ後4人第一王妃がいるわよ」


「貴女は何処の第一王妃なの」


「ヘキニ王国が無くなりニホンエン王国になったの、そこの初代王様よ旦那様は!」


「ならこの国も、奪えば良いわよ、私を残して隣に遊びにいく男は、何も無くなれば良いのよ!」


そう言う訳には行かないでしょう?


「簡単よ、王が不在の時の全権はこの国では、王妃にあります! ならその権利を使って、ニホンエン王国の下につけば良いのよ、その後はオーロラ貴女が王妃になるの、そしてその夫の国に属するか吸収されるかよ!」


扉が開き、鶴が入ってくる。


「ご主人様、王座の制圧が終わりました、安心して彼方に行けます。ただ急いで頂ければと思います」



全くうちの奥さん達は強いな、怪我は無いよな?


「敵からの攻撃で出来たものは有りませんが、えーと、取り敢えず彼方に向かってください」


何だ? まぁ王妃さんにゆ○ん○を飲まして、体力を戻して王座の部屋に向かう


王座の裏の扉から入ると、兵士は縛られている。王女もいるな! その傍でエイルvsケイとマールvsチリルが戦っている?


「あの様に戦って増して、傷はあの戦いでできてます」


俺は頭を抱えた、お淑やかな奥さんじゃ無いんかい!


「静まれ静まれ、こちらに注目」王妃様の届く声。


「あら不味い、旦那様に見られた」


「エイルが悪いのよ、動き足りないって言うから」


お前たち全員こっちに来い!


「私は何もしてません」


チリルは今マールと戦って他だろー。


「私は何もしてません、旦那様」


確かにな、メアリーは動いて無かったな。


「わたしもしてませんよ、ご主人様」


マリーンも確かにな。


「すいませんでした、体動かすのが久々ではしゃいで増した」


ならケイは、俺と一対一の刑かなぁ!


「ズルい、その罰は私が、変ります」


ユーナは、黙ろうか? オリビアは言う事は?


「頑張りました、ご褒美くださいね」首を傾ける。


可愛くしても駄目ー!


「まあまあ、えーといたいた騎士団団長こっちに来て」


恰幅の良い男がやってくる。


「王妃様、お体は大丈夫なんですか? 王女様達に、死んだと先程聞きましたが?」


「この通りピンピンよ、ゾンビでも無いしね、それでこれは騎士団が負けたと思って良いかしらね!」


「我々も全力で戦いましたが、力及ばす負けました、この責任は私の首だけでお願いします」ぺこり。


「彼女達は強かったでしょう、何年か前に帝国で有った武道会の勝者よ! 勝てなくて当たり前、どうにかすれば勝てます?」


「その方達ですか、納得しました。勝ち方は不意打ちか? そもそも戦わない事ですね、この国の兵では勝てません」


「ではユーグラン王国は負けたと認めても良い?」


「王国の兵士では勝てません、負けを認めます」頭を下げる。


「今度はあの2人連れてきて」王妃は、王女を指差す。


王女2人が、連れて来られる。


「お母様? 何故生きてるの」


「あの時に、死んだはずよ」


「私が死んで嬉しい、後妻の王妃など要らないしね、その子供もいらないのよね!」


「そんな事は無いです、お母様が居ないと国は回りません」


「そうです、お母様が生きてないとダメなんです」


「早々オーロラを牢に入れるのはなんでかな? 教えてよ」


「えーとそのですね」


「もうすぐ現れる統一する者に会わせようと、牢で留まる様にしました」


「牢に入れたままで、合わせないんじゃ無いの?」


「そんな事はありません」


「誓ってありません、統一する者が現れたらヘキニに行く前に捕まえて、お城に連れてきます」


「貴女達は確か夜な夜なパーティーを開いたり、城下に男を漁りに行ってたわよね! それは絶対に、統一する者に会えないわよ!」


「違います、そんな事してません」


「お姉様はしていたけど、私はしてません」


「貴女裏切るの、なら全てバラすわよ」


「貴女こそ何をしたかを、言ってやるわよ!」


そこの衛兵こちらに。


「はい王妃様」


「この2人を牢に入れといて、処分は後で王と一緒にするは! 騎士団団長宰相達文官を呼んで来て早くね、後はそこで寝ている兵士は外で治療して!」


騎士達は出て行く、そして宰相達文官が入ってくる。



















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