第117話 移動そして辺境伯領地に
朝日の前の襲撃を無視して寝てたら、エイルに起こされる。
「旦那様ずるい、お母様のお守り私に預けて」プンプン。
まぁまぁ飯にしよう、朝食は天ぷらうどんに小麦粉練って笠間し、お母様がいるので薄めないとね。
「これも美味しいわねエイルちゃん、ふふ幸せ」
濃い味教えなくてゴメンねハハ。
さて1度奥に行って注入、着替えて出るとお母様が。
「輝きが違う、もっと輝きたい」
俺は笑って出発の合図、今日は砦間で進もう!
半日ほどで、まず国境の砦に着く。中に入り状況を聞く?
「昨日、騎士団がここを通過して隣の砦に行きました。本日は朝方出発した様です!」
なら俺たちも隣まで行くか、昼飯食べて再出発。
夕方ユーグラン王国砦に着く、中の広場に建物出して夕飯の支度。
今日はカレーうどんを笠間していたら、常駐している騎士達がやってくる。
「エイル様夕食を分けていただきたい、お願いします」
何食べるもの無いの?
「イエ、エイル様の旦那様の食べ物が、美味しいとの事でご相伴にあやかりたいと、お願いします」土下座の騎士。
分かったよ、皿をもっておいで1人一杯ね。
騎士達に分けてあげる、食べるなり「旨い」の合唱。
さて風呂に入るか、その時お母様が言った。
「婿殿今晩は、そちらの建物で一晩厄介になりますよ」
何故?
「この砦は男しかいません。女の泊まるところは無いので、そちらの建物でお願いしたいのよね!」
「はいみんな集合」
俺は正座、その上に奥様達と側室達。
人が増えて、少し距離があり届かない。
「これなら話しても平気ね」
「エイルのお母様の事はどうしますか?」
「エイルが、見ればいいと思うわよ」
「マール私は旦那様と別に寝ろと」
「母親なんだから、たまには一緒に寝たら喜ぶよ」
「なら旦那様とするのは禁止です」
「貴女に決める権利は無いわよ」
「「「そうよ」」」
「メアリーさんもチリルちゃんも言わないと」
「言えません」
「私もです」
「側室さん達はどうする?」
「・・・・・・」全員無言。
「仕方無い、旦那様もう一つ建物を出して下さい」
俺は建物を出す。
「お母様、彼方の建物で寝てください、旦那様許可を」
許可する。
「これで入れます、2階奥の部屋を使って下さい、お風呂もありますからね!」
「エイルちゃん、それでも私の子供なの? 扱い方醜いわよ!」
「親子でも寝室は別よ、安心できる場所は貸すので、お休みなさい」
お母様は渋々隣の建物へ、俺たちは風呂に行く。
翌日は注入してから朝食、サンドウィッチ各種とジュース。これを食べたら、辺境伯領地の館に行きますよ。
「お母様共お別れね、お祖母様はいつ帰るかしら」
「そろそろ着く頃よ、エイルの街に聞いてみると良いわよ」
俺達は自転車を走らせる、辺境伯領地に着くと、門番が。
「お帰りなさい、お通り下さい」ぺこり。
少し走って館に着く。
「お帰りなさいませ奥様」メイドが挨拶。
「まだ、大奥様は戻りになりません」執事長。
「ならエイルの街に連絡して確認しましょう」
みんなで応接間に。
「マール石板でお母さんに連絡して」
「はーい旦那様、石板貸して下さい」
石板を取り出して渡す。
「もしもしお母様いますか、応答して」
少しすると、応答あり。
「いますよ、なーにマールちゃん」
「エイルのお祖母様そちらに着いたの」
「王都から帰って来て、ここに居るわよ」
なら明日出発して、エイルの街に移動した方が早いな。
「なら伝えます、お母様明日そちらの街に行きますよ、お祖母様に伝えといてね」
なら今日は、ここで休んでいこう!
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
帝国謁見の間。
「またお前か、他の使者はいないのか!」
「貴女にあって、首を刎ねられたら可哀想なので、私が来ているんですよ!」
「で要件は何だ!」
「こちらに王がお邪魔する日程がほぼ決まりました。」
「ほういつじゃ、すぐか?」
「今ユーグラン王国に行ってます。帰り次第ペニン王国と戦争になりますので、その後お会いしたいと」
「何ペニンと戦争?」
「まず、ウチの王は元々ユーグランの人間です。何故かヘキニと戦いニホンエン王国を作りました。その時の因縁でペニンと一戦交わいます。それとユーグラン辺境伯の娘も貰ってますので、その領地をユーグランから合併させる交渉に行ってます」
「辺境伯の娘?」
「何年か前に武道会で、残った娘達を覚えていますか?」
「女子はいっぱいいたが? 誰の事だ!」
「剣と拳で最後まで、残っていた2人の娘達ですよ」
「あ奴らを、嫁にしているのか?」
「それとユーグランの第三王女もいますよ」
「何! それなら其奴はメアリーの予言した者か?」
「今の所半分の姫がいますね、もしかするとですね」
「半分の姫、まだ他の国の娘がいるのか?」
「まあまぁ、あった時楽しみにしてください」
「分かった、早く会いたいので、ペニンに兵を移動する事にしよう! 姑として協力する」
「それはそれは、ありがとうございます、それでは王に報告しておきます」
執事総長は下がって行く。
(一体誰なんだ、統一する者とは? あ奴らの誰かなのか???」
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